- 新品
- 書籍
- 児童書
お助けナブラーが、やってくる 児童図書館・文学の部屋
1,540円
獲得ポイント14P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 評論社/ |
発売年月日 | 1998/12/10 |
JAN | 9784566012844 |
- 書籍
- 児童書
お助けナブラーが、やってくる
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
お助けナブラーが、やってくる
¥1,540
在庫なし
商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
いやー、もう、この表紙でしょ。全く期待せず読みました。 そしたら、意外にも良かった。こういうこと、滅多にない。 内容は、10歳版「ラチとらいおん」で、らいおんがナブラーね。 困ったときに力になってくれて、大人には見えない。少年が成長すると去っていくという。 ただ、子どもが置かれて...
いやー、もう、この表紙でしょ。全く期待せず読みました。 そしたら、意外にも良かった。こういうこと、滅多にない。 内容は、10歳版「ラチとらいおん」で、らいおんがナブラーね。 困ったときに力になってくれて、大人には見えない。少年が成長すると去っていくという。 ただ、子どもが置かれている状況はよりハード。父は家のローンが残っているのに仕事にやりがいが見いだせず、昔好きだった女と再会して親密になっている。母はそれを察して、ヒステリックになり、離婚寸前の家庭は嵐のさなか。少年は自室で泣きながら震え、嵐の去るのを待つしかない。 そんな中ナブラーが現れ、徐々に状況は良くなっていく。 もちろん、両親の仲がもとに戻るわけではない。 だけど、ほんのちょっとの勇気や思いやりで、事態が好転していく。 少年のきもちだけでなく、夫の恋人に嫉妬する母の女心、詐欺まがいの仕事で心を削っていく父の苦悩、さらには貧しく粗暴な父のいる家庭(母は守ってくれない)の少年がいじめに走る心理もそれぞれの立場で描かれている。 「でも、私にはナブラーがいない」という子どもへのフォローは、あとがきで訳者がちゃんとしている。 とにかく、ますむらひろしの表紙絵が最悪だったのが最大の敗因。 図書館で借りた本さえ愛読者カードが入っていて、誰もかりていないみたい。 たまにこういうこともあるから、絵で判断しない方がやっぱりいいのよね。 ただ、同じ離婚家庭の少年を描いた「ヘンショーさんへの手紙」と比べると、「ヘンショーさん」のほうが文学としては上。 これは、とにかく読みやすく、分かりやすく、ゲームやってる子でも読める。 それだけに、誰も読みたくならないような装丁が残念。
Posted by