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屍鬼(下)
2,750円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
| 発売年月日 | 1998/09/30 |
| JAN | 9784103970033 |
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屍鬼(下)
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商品レビュー
4.2
165件のお客様レビュー
(上下巻両方読んでの感想となりますので、上下巻各々に同じ感想を書かせていただいていることを、ご了承ください。) 小野不由美さんのサスペンスホラー小説「屍鬼」です。 全5巻で文庫版も発行されているようですが、私が読んだのは上下巻2冊のハードカバーです。2段組のレイアウトで、上下...
(上下巻両方読んでの感想となりますので、上下巻各々に同じ感想を書かせていただいていることを、ご了承ください。) 小野不由美さんのサスペンスホラー小説「屍鬼」です。 全5巻で文庫版も発行されているようですが、私が読んだのは上下巻2冊のハードカバーです。2段組のレイアウトで、上下巻合わせて1,200ページを超える長編小説でした。 サスペンスホラーなど、絶対に読まない怖がりな私がなぜ読むに至ったのかというと、私の好きな作家さんの辻村深月さんが大学生時代、小野不由美さんのファンで、この「屍鬼」を読んだということを辻村深月さんのエッセイで知り、恐れながら手にした次第です。 物語は、外場村という人口1300人の小さな村が舞台で、外部からは1本の国道しか繋がっておらず、周囲から隔離され、土葬の習慣も未だ残っている(これが大きな意味を持つ)閉鎖的な村です。ある日、その村の山奥の特に過疎の集落で3人の村人の死体が発見されます。村で唯一の医者(主人公の1人)は、発見された時の遺体の状況に不信感を持ちますが、村人達の判断で事件性は無いとされ、通常の死として扱われます。そんな時、まるで人目を避けるように深夜、村の風景には似合わない異質な建物に、闇夜をついて謎の家族が引っ越して来ます。そしてその後も村人が次々と原因不明のまま死んでいき、異変は加速していきます。もう1人の主人公である村のお寺の僧侶(病で寝たきりになってある住職の息子で、副業で小説も書いている)も、日々死者が増加していることに違和感を感じて、幼馴染である先程の医者とともに原因の究明を開始するというものです。 舞台となってある「外場村」の名前の由来は、亡くなった人の供養のために墓地に立てる細長い木の板である「卒塔婆」から来ているそうです。それだけでも、ちょっと不気味ですよね。 上巻はこんな内容で、この村にいったい何が起きているんだろう、このあとどう展開していくんだろう、という思いで読んでいましたが、村人の原因不明の病気→死亡→村人による葬儀(土葬)の繰り返しで、息を飲む展開ではありますが、進行が遅く(これは悪い意味ではなく物語を進める上で必要な展開です)、途中、読むのを中断して誘惑に負けて他の小説に浮気をしたり、他の小説と同時並行して読み進めるなどしたので、読み終えるまで時間がかかってしまいました。 タイトルの「屍鬼」。これについてはきちんと説明しておきたいところですが、この作品の根幹を成すものだと思いますので、あえて伏せさせていただきます。 ちなみに、上巻は545ページ、下巻は726ページと、下巻の方が厚めです。 いよいよ下巻に突入。下巻を読み始めてからは、連続する村人の不審死の原因はいったい何なのか、夜中に引っ越して来た謎の家族は連続する不審死と何か関係があるのか、ということなどが徐々に解き明かされてくると、時間が経つのも忘れるほど、夢中になって読みました。 この村はどうなってしまうのか、村人はそして屍鬼は、主人公2人の関係は、それぞれどんな結末を迎えるのか。思わず引き込まれていきます。 この小説のテーマですが、生とは何か、死とは何か、生と死の境目は、人間の世界と死者の世界、生きていくための殺生、人殺しと死者殺しは何が違うのか、死の恐怖と死に対する人間の本性、正義とは何か、今いる社会の秩序とは何か、一方の価値観と他方の価値観の攻めぎ合い、善と悪を区別するものは何か、前半は明らかに人間の価値観が正当でそれが善であると言えますが、徐々にそれも曖昧になってきます。何が正しいのか、どちらが正しいのかは、私たち読者の判断に委ねられてしまった気がします。いろいろ考えさせられる物語でした。 家族(と言っても女房だけですが)が寝静まってから、深夜に読むことが多かったのですが、さすがにこの小説は家の外の気配をつい気にしながら読むことがありました。怖いものが苦手な方は心して読んでください。
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上巻は村に何が起こっているかわからないので、人間側に感情移入して読んでいたが、 下巻で屍鬼視点の話が出ると、もはや誰目線にもなれず(どっちの言い分も分かるだけに)、戸惑いながら読み進めた。 紗子にとっては静信のだした答えが正解だったのかもしれないなと思い、そこはハッピーエンドだっ...
上巻は村に何が起こっているかわからないので、人間側に感情移入して読んでいたが、 下巻で屍鬼視点の話が出ると、もはや誰目線にもなれず(どっちの言い分も分かるだけに)、戸惑いながら読み進めた。 紗子にとっては静信のだした答えが正解だったのかもしれないなと思い、そこはハッピーエンドだったのかなぁと思う。 静信、人間の時はナヨナヨしてて、繊細なイメージだったのに、屍鬼になったら急にメンタル強そうになってて、ギャップ…(頑固なのは変わらない) 敏夫のおかげでファンタジー一辺倒にならずに良かった。
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とりあえず… 読み切った!! って感覚がすごかった… 結構な文量だと思うんだけど 時間はかかるものの 全く飽きることなく最後までドキドキしながら読んだ 視点がたくさんあるので 読みにくさもあるかなと思ったけど この色んな視点で 屍鬼と人間 人と人の思いなんかが知れてそれがまた...
とりあえず… 読み切った!! って感覚がすごかった… 結構な文量だと思うんだけど 時間はかかるものの 全く飽きることなく最後までドキドキしながら読んだ 視点がたくさんあるので 読みにくさもあるかなと思ったけど この色んな視点で 屍鬼と人間 人と人の思いなんかが知れてそれがまた飽きることなく 読めた一つかなと思っている 物語としては 全体的には本当に切なくて 考え方の違いとかちょっとしたすれ違いとかで その後の展開が大きく変わっていく そのことが良くも悪くも人の関係性なんだなぁと感じる 私は読んでいて幸せになってほしかったなぁ って思った人物が二人いた… 残念だったけど…
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