商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 1998/07/30 |
JAN | 9784163174204 |
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赤目四十八瀧心中未遂
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赤目四十八瀧心中未遂
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商品レビュー
4
10件のお客様レビュー
読み出したら止まらない
串にモツを刺し続ける「私」。向いに住む女の背中には迦陵頻伽の刺青。行間から漂う人間の生臭さ、暗い文体のリズム。なのに読み出したら止められない。救いのない人間の業と情念を圧倒的な文章と技法で描く傑作。
yoko
桜庭一樹「少年になり、本を買うのだ」より、K島氏が大傑作と評していたので、気になって読んだ。 文章は平易で朴訥としており、大変読みやすかった。 なるほど、純文学(に類するヒューマンドラマ)を好んで読む読者層が多いのは頷ける。本を読むとは本来こういうものなんだなぁ、と思わされる。...
桜庭一樹「少年になり、本を買うのだ」より、K島氏が大傑作と評していたので、気になって読んだ。 文章は平易で朴訥としており、大変読みやすかった。 なるほど、純文学(に類するヒューマンドラマ)を好んで読む読者層が多いのは頷ける。本を読むとは本来こういうものなんだなぁ、と思わされる。生活の中の所作が細やかに描かれて、まさに彼らの生き様を覗いている気分になった。 だけど、アヤ子と「私」生島の関係には眉をひそめるしかなく、「もうお前ら勝手にやってろ……」という気持ちになってしまった。アヤ子は男の思い描く女、という感じで、読んでいてげっそりしてしまう。 彫眉の変態親父発言も気持ち悪い。変態なだけの文学は読む必要がないと思っているので、ちょっとキツイ部分があった。 生島の小説を書く云々の話はどこへ行ったのだろう……とまあ色々釈然としない部分もあるが、現実とはそういうものなのかもしれない。 終わり方は、そう閉じるしかないか……とやや安易さを感じてしまい、少し目を覚まされてしまった。 文章を読む分には面白かったが、登場人物がどうも気持ち悪いし、舞台も展開も好みではなかったので、★3にした。★4に近い★3である。
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私の生きてる世界とはまったく違う世界で、 それを理解、吸収するのにかなり難しかった。 人間って着飾って美しく見せようとする部分もあれば、 それとはま逆の見せられないどろどろした部分もある。 そういった隠れた部分が表現されてる。 なかなか評価が高いようだが、 まだまだ私...
私の生きてる世界とはまったく違う世界で、 それを理解、吸収するのにかなり難しかった。 人間って着飾って美しく見せようとする部分もあれば、 それとはま逆の見せられないどろどろした部分もある。 そういった隠れた部分が表現されてる。 なかなか評価が高いようだが、 まだまだ私は甘いんだろうな。。。
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