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安政江戸地震 災害と政治権力 ちくま新書
727円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 1997/03/20 |
JAN | 9784480057006 |
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安政江戸地震
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安政江戸地震
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商品レビュー
3.2
6件のお客様レビュー
安政期の江戸では、大…
安政期の江戸では、大地震が起こりました。その時、人々や幕府はどのように対応したのか。今読んでも興味深い内容でした。
文庫OFF
自然科学的に安政江戸地震を解説した本ではないため注意。文書に記された被害情報と当時の世相や幕府の対応から、幕末におけるこの災害の意味を考える。 安政期の大都市江戸の情報が詳しくてよい。下馬評の由来や江戸の名主など知らないことが知れた。 153ページの「あらゆる危機は複合的な現実...
自然科学的に安政江戸地震を解説した本ではないため注意。文書に記された被害情報と当時の世相や幕府の対応から、幕末におけるこの災害の意味を考える。 安政期の大都市江戸の情報が詳しくてよい。下馬評の由来や江戸の名主など知らないことが知れた。 153ページの「あらゆる危機は複合的な現実である」というフレーズを覚えておきたい。
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以前読んだ本だったが、『青天を衝け』でちょうど安政江戸地震の回だったので、再読。本書は1855年の安政江戸地震を扱っているが、「角度を変えて見た幕府衰亡史であり、さらに権力衰亡の普遍史を読みとることをも眼目としている」(p.11)ものである。「巨大災害は、一国の政治経済、社会生活...
以前読んだ本だったが、『青天を衝け』でちょうど安政江戸地震の回だったので、再読。本書は1855年の安政江戸地震を扱っているが、「角度を変えて見た幕府衰亡史であり、さらに権力衰亡の普遍史を読みとることをも眼目としている」(p.11)ものである。「巨大災害は、一国の政治経済、社会生活、世相風俗に潜在していた諸内因を急激に外化し、顕在させ、加速熟成する」(p.12)のであり、著者はこのような一国の歴史の動向に作用した地震を「歴史地震」とも呼ぶ。安政江戸地震はその「歴史地震」なのである。 第3、4章では江戸中心の官庁街、そして庶民が住む日本橋、深川近辺の被害の様子が、諸先行研究などをもとに詳細に叙述され、第5章では被災後の救援活動が描写される。そして、第6章では当時の世相と合わせてこの大地震の位置付けがあらためてなされている。 本書は阪神淡路大震災後の1997年に刊行されたものであり、阪神淡路大震災が執筆の直接の契機となっているが、2011年の東日本大震災を経てコロナ禍にある現在において益々示唆するところ大なる本である。
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