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ハルモニア
1,980円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | マガジンハウス/ |
| 発売年月日 | 1998/01/01 |
| JAN | 9784838708383 |
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ハルモニア
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商品レビュー
3.8
13件のお客様レビュー
脳の機能障害によって言葉を失うが音楽に特異な才能を示す女性と彼女にチェロを教えることになった青年の物語。何かに才能を示す者が総合的に人間としてみた場合あきらかに欠けたところがあるというのはよくある話ですね。ちなみに、これを読んでいてぼくの頭に浮かんでいたのはモーツアルトとサリエリ...
脳の機能障害によって言葉を失うが音楽に特異な才能を示す女性と彼女にチェロを教えることになった青年の物語。何かに才能を示す者が総合的に人間としてみた場合あきらかに欠けたところがあるというのはよくある話ですね。ちなみに、これを読んでいてぼくの頭に浮かんでいたのはモーツアルトとサリエリを描いた『アマデウス』でした。先天的な才能というものを持たない人間は、不断の努力によって自分の望む方向に活路を見出していくのですが、血がにじむほどがんばっても何かを得られるとは限りません。そこに自分が求めても求めても手に入れられないものを実現させてしまっている人間が現れたら…。この物語の主人公である青年は、自分にとっては閉ざされた道を開くための才能を「育てる」機会を手に入れるわけですが、それは悪夢のはじまりでもあるわけです。自分が否定的に考えているチェリストの音を複写し再現していく彼女へのいらだちは、じつは自分自身の音楽へのいらだちに他ならないのでしょう。この物語の結末が特に否定的だとはぼくは考えていません。このふたりの音楽は例えそれが一瞬であったにせよ完成されたのですから。
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ドラマ化してたんやねぇ。それもずっと前に テレビをあまり見ないと、こういう時得やね。「これ知ってるわ」がない。ヒロインの顔も中谷美紀(がやってたらしい)にならない。 内容はキャリーやファイヤースターターやバビル2世のようなサイコパスのドラマ的ホラーを音楽の視点からやろうという感じのお話。 オモロい小説だが、凄みは感じられず。篠田さんの筆はこんなもんじゃないと思うので標準点としときます。
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SFっぽくないのに、気づけば超現実的な設定に納得させられてる。登場人物のそれぞれの描き方が鮮やかで、まるで知っている人のように感じてくる。長編なのに最後まで飽きさせずにとても面白かった。
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