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組織の経済学
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組織の経済学

ポールミルグロム(著者), ジョンロバーツ(著者), 奥野正寛(訳者), 伊藤秀史(訳者), 今井晴雄(訳者), 西村理(訳者), 八木甫(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NTT出版
発売年月日 1997/11/01
JAN 9784871885362

組織の経済学

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商品レビュー

4.7

6件のお客様レビュー

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2019/09/16

決定版と呼ばれる本で、米国の学生が1学期間かけて勉強する本だが、とりあえず、さらっと読み。 これで、日本語で書かれた入門書が読みやすくなるかな。

Posted by ブクログ

2015/12/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「本書こそが現実の企業や組織を体系的に扱い、その複雑さを認識して分析した最初の教科書である。」(序文)とある様に、今から約四半世紀前に、スタンフォード大学ビジネススクール、経済学科向けに経済組織について初めて経済学の観点から体系的に書かれた教科書。  第4章は、ミルグロム&ロバーツ先生のオリジナル理論で、「デザイン属性」、「イノベーション属性」、「補完性」等の概念でコーディネーション問題が語られます。  以降、限定合理性、不完備契約、逆選択、シグナリング、スクリーニング、モラルハザード、インセンティブ契約、リスク・シェアリング、レント・シーキング、インフルエンス・コスト、財産権、ホールド・アップ問題等、契約理論の概念を中心に解説されますが、100余りのケースが紹介され、読み物としても面白く読めます。  「第V部 雇用:契約、報酬、キャリア」については、これほど賃金や人事制度について包括的に分析したものは、読んだことがありません。  また、本書のもう一つの特徴は、「我々の組織の経済学に対する理解の多くは、日本の制度を理解し、それらを西欧の制度と比較しようと試みたことに根差している。」(日本語版 序文)とある様に、トヨタやソニーなど多くの日本のケースが扱われている点です。そこでは、未だ元気だった頃の四半世紀前の日本が尊敬の念を持って*描かれています。 *例えば、「日本の「系列」の成功は明らかである。」(P.655)「世界中の企業が日本のシステムを参考に成功を目指しているとはいえ、日本のシステム自体も変化をし続けている。」(P.656) これは、経済セミナー2015年12月・2016年1月号の中林先生の論文http://www.nippyo.co.jp/magazine/maga_keisemi.html によると、当時スタンフォードに在籍していた故青木昌彦先生の『日本経済の制度分析―情報・インセンティブ・交渉ゲーム』http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%B5%8C%E6%B8%88%E3%81%AE%E5%88%B6%E5%BA%A6%E5%88%86%E6%9E%90%E2%80%95%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%83%BB%E4%BA%A4%E6%B8%89%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0-%E9%9D%92%E6%9C%A8-%E6%98%8C%E5%BD%A6/dp/448085617X が両先生に強い印象を与えたためだそうです。  但し、’96年に書かれた日本語版序文では、終身雇用、年功賃金&昇進、新卒一括採用、「コンセンサス」を前提とする意思決定、成長と市場シェア拡大に重点を置いた事業戦略等コーポレート・ガバナンスと金融システム等々、互いに高い「補完性」を持った日本のシステムが、過去10年間に起こった変化によって、損傷を受け、「かつてのやり方はもはや、整合性を失っている」とされています。  そして、「問題は、金融部門の業績悪化と引き続く円高によって景気循環が増幅されたというような単純なものではない。問題の本質は、もっと根本的で構造的であり、基本的なやり方や関係を本格的に再編成することによってのみ解決できるのではないだろうか。」と、その後の「失われた20年」を暗示しているかの様です。 社内の理不尽な「取引」も、経済学で説明できる! 伊藤秀史・一橋大学大学院学商学研究科教授に聞く 2014年4月22日(火) http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20140407/262525/?P=1  組織の経済学・マレニヨム http://hakase-jyuku.com/mare/ 

Posted by ブクログ

2012/05/03

目次 序文 日本語版への序文 訳者まえがき 第1部 経済組織  第1章 組織は重要か  第2章 経済組織と効率性 第2部 コーディネーション:市場と組織  第3章 コーディネーションと動機づけにおける価格の役割  第4章 計画と行動のコーディネーション 第3部 モティベーション...

目次 序文 日本語版への序文 訳者まえがき 第1部 経済組織  第1章 組織は重要か  第2章 経済組織と効率性 第2部 コーディネーション:市場と組織  第3章 コーディネーションと動機づけにおける価格の役割  第4章 計画と行動のコーディネーション 第3部 モティベーション:契約、情報とインセンティブ  第5章 限定合理性と私的情報  第6章 モラル・ハザードと業績インセンティブ 第4部 効率的なインセンティブの提供:契約と所有  第7章 リスク・シェアリングとインセンティブ契約  第8章 レントと効率性  第9章 所有と財産権 第5部 雇用:契約、報酬、キャリア  第10章 雇用政策と人的資源のマネジメント  第11章 内部労働市場、職務配置、昇進  第12章 報酬と動機づけ  第13章 経営者および管理者の報酬 第6部 資金調達:投資、資本構成、コーポレート・コントロール  第14章 投資とファイナンスの古典的理論  第15章 金融構造、所有、コーポレート・コントロール 第7部 組織のデザインとダイナミックス  第16章 企業の境界と構造  第17章 経営・経済システムの進化 用語解説 事項索引 人名索引

Posted by ブクログ

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