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いまさら熱力学? パリティブックス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 丸善/ |
発売年月日 | 1997/09/30 |
JAN | 9784621043752 |
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いまさら熱力学?
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商品レビュー
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1件のお客様レビュー
学生時代に購入したものだが、最後まできちんと読んでなかった事もあり、今更ながら読み返してみた。 熱力学は、ニュートン力学や電磁気学が修正を受ける中、古典力学としては揺るぎない体系を維持し、しかも量子論まで誕生させた。熱現象は身の回りで当たり前の様に目にする事もあり、温度や熱と言っ...
学生時代に購入したものだが、最後まできちんと読んでなかった事もあり、今更ながら読み返してみた。 熱力学は、ニュートン力学や電磁気学が修正を受ける中、古典力学としては揺るぎない体系を維持し、しかも量子論まで誕生させた。熱現象は身の回りで当たり前の様に目にする事もあり、温度や熱と言った概念は経験的に当たり前のものとして存在すると考えられている。熱力学はこの基本的な概念を問う事から始まり、温度や熱という量の重要性を気付かせてくれる。現在では抽象化された関係量として定義されているが、まず当たり前のように用いていた物理量の本質を理解することから始まる所が、難しくもあり面白くもあると思う。 本書は、温度や熱の定義から始まり、熱力学の根幹をなす第一法則と第二法則へ話が進む。さらに統計力学の導入によって、巨視的な概念から微視的な概念へと発展し、微視的状態の平均として巨視的状態を導く手順が明らかにされる。そして、物質の状態、相転移などの解説があり、最後に量子力学の誕生に関する熱力学の寄与が述べられている。 本書を通して、熱力学で最も重要な概念はエントロピーなのかなと感じた。学生時代は熱力学はあまりに抽象的な感じがして、ほとんど理解出来ないシロモノだと感じていたが、熱関係の仕事に携わった事をきっかけに、熱物理の面白さが分かって来た様に思う。 難を言えば、縦書きの本の割に数式が多く読みにくいと言った所だろうか。
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