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カール・セーガン 科学と悪霊を語る
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 1997/09/20 |
JAN | 9784105192037 |
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カール・セーガン 科学と悪霊を語る
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商品レビュー
4.2
5件のお客様レビュー
二段書きで400ページ以上と重量感たっぷりの本。中身も話題豊富、表現多用、事例盛り沢山で飽きない。取り扱うテーマは、似非科学、オカルト。この境界線を探り、何故、人は似非科学を信じ込むのかを解説し、数々の事例を挙げる。証拠主義、懐疑的であっても、日常に誤った知識は蔓延しているものだ...
二段書きで400ページ以上と重量感たっぷりの本。中身も話題豊富、表現多用、事例盛り沢山で飽きない。取り扱うテーマは、似非科学、オカルト。この境界線を探り、何故、人は似非科学を信じ込むのかを解説し、数々の事例を挙げる。証拠主義、懐疑的であっても、日常に誤った知識は蔓延しているものだ。誤った知識とオカルトの境目は難しいが、人々を感情的に震わせ感染力が強いものがオカルトだと言って良いのではないだろうか。 本著を読みながら、私が幼少時にワクワクしながら読んだようなオカルトの類に、実は一つ一つ決着せぬまま成長した事に気付く。そして、なんと本著にはそれらの答えが書いてあった。実にスッキリする良書だ。例えば、ミステリーサークル。何かと誘拐や性に興味を持つ宇宙人。または、捕獲されて安っぽい映像に撮られる宇宙人。火星の人面岩。魔女や降霊術、などなど。 娯楽として弁えて楽しむ分には良いのだろう。この手の問題は、強引に布教しようとする輩や、信じ込み過ぎて日常生活に支障が出てしまうような薄弱者だ。この世の終わり、と誤認して自暴自棄な行動を取られるのは困る。昨今は政府もメディアも信じないというのが大衆の流行だが、ある程度、秩序を保つ上で、真実や黒幕を暴かないように飾られた集団幻想は必要なのだろう。メディアのような大衆幻想を信じないものは、逆に振れて、オカルトを信じてしまう可能性がある。そうなると、もはやオカルトを通り越してカルトの誕生である。つまり、偏った集団を作るには、先ずは大衆メディアを否定するという論法だ。最近、こういう動きが増えている。
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その畑にいるわけではない凡人の私でさえ普通に生活している上で参考にできるような、公平な「物の見方」についての丁寧で優しい、ユーモアに満ちた、力の限りのメッセージ。作者の思いをどこまで受け止めることができたか自信はないけれど、人生で最も大事な本のひとつ。
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ずーっと読みたくてあちこち探し回った一冊。 現在は絶版になっているようで、結局中古品をネットで購入するに至りました。 UFO、地球外生命体、神、悪魔、幽霊etc... この世の中にはいわゆる似非科学と呼ばれるものが跋扈している。 だまされやすい人の気に入るような、好奇心を刺激す...
ずーっと読みたくてあちこち探し回った一冊。 現在は絶版になっているようで、結局中古品をネットで購入するに至りました。 UFO、地球外生命体、神、悪魔、幽霊etc... この世の中にはいわゆる似非科学と呼ばれるものが跋扈している。 だまされやすい人の気に入るような、好奇心を刺激するけれど決して理論的でない番組や雑誌がそれを煽りたて、ますます世間一般にトンデモ話が広まっているのが現状だ。 しかし、多くの人はその現状になんとなく妥協し、見て見ぬふりを決め込んでいる。 そういった「今」に一石を投じたい一心で本書は執筆された。 似非科学に騙されないために、似非科学よりも魅力的な科学の世界に足を踏み入れるために、カール・セーガンは力を貸してくれるだろう。 ハードカバー、二段書き、438頁のボリュームはさすがでした。(最近読書ペースがダウンしたのは主にこいつのせい) 最初はとっつきづらいかなと心配していましたが、本腰入れて読み始めたら嵌る嵌る。 誰でも子どもの頃(もしかしたら大人になっても)思い描いた空想の世界。 火星人はタコのような姿をしていて、夜になればベッドの下には得体のしれない怪物が潜んでいる。 しかし、それはあくまで空想の世界であり、本気でのめり込めばあっという間に狂信へと変貌してしまうのでしょう。 著者はそういった空想の世界を全否定したいのではなく、あくまで説明ができる・できないの区別をはっきりさせようとしているのです。 語り口がユーモラスなので退屈しないですし、分厚さに反して非常に読みやすかったです。
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