商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1997/07/25 |
JAN | 9784103956037 |
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ノーザンライツ
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商品レビュー
4.7
8件のお客様レビュー
北の遠い地で生きている人々。自分とはかけ離れた存在である彼らだったのに、ページからは足跡と吐息が感じられる。話一つ一つに、肺に冷たい空気を吸い込んだような、気持ちが引き締まる読後感がある。
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星野道夫のエッセイは「旅をする木」を先に読んだことがあるので似た話が多々でてきた。けどこれはエッセイの中でもアラスカの過去と行く末に焦点を当てている。プロジェクト・チェリオットを筆頭にアラスカが現代文明と衝突した出来事、そして確実に変わるアラスカの性質に翻弄される人々。激動の時代...
星野道夫のエッセイは「旅をする木」を先に読んだことがあるので似た話が多々でてきた。けどこれはエッセイの中でもアラスカの過去と行く末に焦点を当てている。プロジェクト・チェリオットを筆頭にアラスカが現代文明と衝突した出来事、そして確実に変わるアラスカの性質に翻弄される人々。激動の時代を生きているのだなと自分も思わされた。アラスカの人々も同じような気持ちを抱えて、未来に希望を持てず不安や焦燥感に駆られながら選択を迫られているのだ。勝手に仲間意識を抱いた。 それと自然に関する項で、誰にも見られない自然は意味がないわけではなく、ただ存在するということを知っているだけで何だか救われたような気になるというのがまさに自分の気持ちを代弁してくれている言葉だった。人も同じでただどっかで彼らの哲学を持ち続け、孤高に生きてくれていたら自分はそれだけで、自分のやっていることや考えていることも肯定されているような気がしてくるんだ。そういう存在は絶対に必要だからなくすことはできない。
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価値観の全く異なる二つの文化について、その記録が記されている。アメリカの開発者と、アラスカに昔から住む人々。原発と暮らし。油田開発と自然保護。実話に基づく果てしなく壮大なスケールの物語が、星野さんの目線で描かれている。 けっこう登場人物の相関が複雑なので、メモをとりながら読むと...
価値観の全く異なる二つの文化について、その記録が記されている。アメリカの開発者と、アラスカに昔から住む人々。原発と暮らし。油田開発と自然保護。実話に基づく果てしなく壮大なスケールの物語が、星野さんの目線で描かれている。 けっこう登場人物の相関が複雑なので、メモをとりながら読むと深く理解できました。とても考えさせれる内容ですが、素晴らしい本でした。
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