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ツキの法則 「賭け方」と「勝敗」の科学 PHP新書
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ツキの法則 「賭け方」と「勝敗」の科学 PHP新書

谷岡一郎(著者)

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ツキの法則 「賭け方」と「勝敗」の科学 PHP新書

726

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所/
発売年月日 1997/08/05
JAN 9784569557632

ツキの法則

¥726

商品レビュー

3.9

27件のお客様レビュー

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2010/05/28

 「より早く確実に負…

 「より早く確実に負けてしまう方法」や、「ツキの正体」を解説。長い目で見ると絶対勝てない「賭け事」を確率・統計理論で証明する。ギャンブルが好きな人は必読。

文庫OFF

2025/08/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まず最初にやってはいけない(勝つ確率が低い)ギャンブルは、宝くじです。 その根拠として、期待値(投資額から期待できる返金額を%で表したもので、簡単に言えば胴元側が取る金額が少ないほど期待値は高くなる)というインデクスが使われる。低いものから順に並べると、宝くじ(47%)、競馬など公営ギャンブル(75%)、ビンゴ(80%)、ルーレット(95%)、スロットマシン(96%)、パチンコ(97%)、バカラ(99%)、ブラックジャック(96~102%)となる。 つまり、1000円分の宝くじを買った時点で500円以上ドブに捨てていることになるし、当選確率も天文学的に低い。さらに言えば、7億円の高当選額も14億まで上げられる余地があるのが、現在の宝くじの仕組みです。また、国民には賭け事を禁止しておきながら、国自ら胴元となり25%もの控除を取る公営ギャンブル(競馬、競輪、競艇など)は、ヤクザも羨むテラ銭代です。ちなみに、パチンコが米国のカジノで許可されない理由は、釘の調整で人為的に期待値を変化することができるからだそうです。 本書は、ギャンブルを通してツキの正体を科学的に分析した内容ですが、わかりやすく面白い。 ギャンブルには、必勝法(例えば、倍追い法など)はない。なぜなら、必勝法が見つかった時点で胴元が破産し、存在しなくなるからです。 とはいえ、巷の必勝法なるもののベースは3つに大別できる。ツキや運を重視する《リズム》、分析主体の《変数》、掛け金をコントロールする《マネージメント》。それぞれの有名な考え方を細かく紹介。興味のある人は、第二章を読んでください。 次に、ギャンブル絡みでの絶対的真理もあります。 【大数の法則】短期間で起こる奇跡的な事象も、その回数を増やせば、徐々に理論上の予想値に近づく。サイコロを振るとたまたま1の目が10回連続して出たとしても、もっと回数を増やせば6分の一の確率へと収束してゆく。 第三章では、確実に負ける賭け方を解説。 競馬なら、本命の倍率の低い馬券を多めに、倍率高い穴馬券を少なめに買うやり方。数学的にも、一番早く確実に負ける方法は、賭け回数を増やし、一定金額を賭け続け、本命狙いに徹するという3条件が揃うこと。 第四章では、人間の持つ心理を掘り下げる。結論から言えば、〘人間とは功利的な絶対基準よりも、主観的な価値観によって分の悪い行動をとることがある。主観的価値体系には、危険忌避型と危険追求型があり、利得を追求する場面においては危険忌避型が、損を避ける場面では危険追求型が現れる〙 また、人間の思い込みの強さも指摘。 ここで質問です。100枚で1cmの厚みになるお札1枚を半分に50回折り続けたら(折り続けられると仮定)どのくらいの高さになるか?という問いの正解は、『月までの距離の300倍』と言われて驚きませんか? またこの章では、ギャンブルのゲーム性に着目し、面白さの要因をスピード、ドキドキ感、爆発力、勝利期待値、攻略感の5項目で採点し、面白さランキングを発表しています。 1位から、パチンコ、麻雀、ポーカー、ブラックジャック、スロットマシン、ルーレットと続き、ここでも宝くじは断トツの最下位となっています。 閑話休題。 私が米国駐在員だった時の上司がギャンブル好きでよくカジノに連れて行かれました。主に、ブラックジャックでしたが、上司は常連なのか部屋や食事をタダで提供されていました。またニュージャージー州にある馬車立て競馬場は、雰囲気もオシャレでキレイでした。あの時、のめり込まなくてよかった、知らんけど。

Posted by ブクログ

2024/10/13

父の蔵書を速読。 統計学の考え方をベースに、以下にすれば確実に"負けられるか"を解説していて印象がよい。ギャンブルで稼ごうという観点は論外なので放っておくとして、楽しみとして不確実性に賭けるのは趣味としてあり得ると認識している。 (ただし胴元はそれを生業とする...

父の蔵書を速読。 統計学の考え方をベースに、以下にすれば確実に"負けられるか"を解説していて印象がよい。ギャンブルで稼ごうという観点は論外なので放っておくとして、楽しみとして不確実性に賭けるのは趣味としてあり得ると認識している。 (ただし胴元はそれを生業とするため、参加者の人生が破滅しようとも可能な限り長く・多く賭け続けてくれるようにあらゆる策を講じていることは忘れずに。) 競馬、ポーカー、宝くじなど様々なギャンブルにおける勝敗のメカニズムを解説しているので、ギャンブルをするのであれば読んでおいた方が良いだろう。とりわけ、新興宗教との類似点の説明は的を得ていると思う。 まぁ僕個人としてはギャンブルはしないので特に用はないのだが。

Posted by ブクログ

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