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ツキの法則 の商品レビュー

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27件のお客様レビュー

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 「より早く確実に負…

 「より早く確実に負けてしまう方法」や、「ツキの正体」を解説。長い目で見ると絶対勝てない「賭け事」を確率・統計理論で証明する。ギャンブルが好きな人は必読。

文庫OFF

2025/08/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まず最初にやってはいけない(勝つ確率が低い)ギャンブルは、宝くじです。 その根拠として、期待値(投資額から期待できる返金額を%で表したもので、簡単に言えば胴元側が取る金額が少ないほど期待値は高くなる)というインデクスが使われる。低いものから順に並べると、宝くじ(47%)、競馬など公営ギャンブル(75%)、ビンゴ(80%)、ルーレット(95%)、スロットマシン(96%)、パチンコ(97%)、バカラ(99%)、ブラックジャック(96~102%)となる。 つまり、1000円分の宝くじを買った時点で500円以上ドブに捨てていることになるし、当選確率も天文学的に低い。さらに言えば、7億円の高当選額も14億まで上げられる余地があるのが、現在の宝くじの仕組みです。また、国民には賭け事を禁止しておきながら、国自ら胴元となり25%もの控除を取る公営ギャンブル(競馬、競輪、競艇など)は、ヤクザも羨むテラ銭代です。ちなみに、パチンコが米国のカジノで許可されない理由は、釘の調整で人為的に期待値を変化することができるからだそうです。 本書は、ギャンブルを通してツキの正体を科学的に分析した内容ですが、わかりやすく面白い。 ギャンブルには、必勝法(例えば、倍追い法など)はない。なぜなら、必勝法が見つかった時点で胴元が破産し、存在しなくなるからです。 とはいえ、巷の必勝法なるもののベースは3つに大別できる。ツキや運を重視する《リズム》、分析主体の《変数》、掛け金をコントロールする《マネージメント》。それぞれの有名な考え方を細かく紹介。興味のある人は、第二章を読んでください。 次に、ギャンブル絡みでの絶対的真理もあります。 【大数の法則】短期間で起こる奇跡的な事象も、その回数を増やせば、徐々に理論上の予想値に近づく。サイコロを振るとたまたま1の目が10回連続して出たとしても、もっと回数を増やせば6分の一の確率へと収束してゆく。 第三章では、確実に負ける賭け方を解説。 競馬なら、本命の倍率の低い馬券を多めに、倍率高い穴馬券を少なめに買うやり方。数学的にも、一番早く確実に負ける方法は、賭け回数を増やし、一定金額を賭け続け、本命狙いに徹するという3条件が揃うこと。 第四章では、人間の持つ心理を掘り下げる。結論から言えば、〘人間とは功利的な絶対基準よりも、主観的な価値観によって分の悪い行動をとることがある。主観的価値体系には、危険忌避型と危険追求型があり、利得を追求する場面においては危険忌避型が、損を避ける場面では危険追求型が現れる〙 また、人間の思い込みの強さも指摘。 ここで質問です。100枚で1cmの厚みになるお札1枚を半分に50回折り続けたら(折り続けられると仮定)どのくらいの高さになるか?という問いの正解は、『月までの距離の300倍』と言われて驚きませんか? またこの章では、ギャンブルのゲーム性に着目し、面白さの要因をスピード、ドキドキ感、爆発力、勝利期待値、攻略感の5項目で採点し、面白さランキングを発表しています。 1位から、パチンコ、麻雀、ポーカー、ブラックジャック、スロットマシン、ルーレットと続き、ここでも宝くじは断トツの最下位となっています。 閑話休題。 私が米国駐在員だった時の上司がギャンブル好きでよくカジノに連れて行かれました。主に、ブラックジャックでしたが、上司は常連なのか部屋や食事をタダで提供されていました。またニュージャージー州にある馬車立て競馬場は、雰囲気もオシャレでキレイでした。あの時、のめり込まなくてよかった、知らんけど。

Posted byブクログ

2024/10/13

父の蔵書を速読。 統計学の考え方をベースに、以下にすれば確実に"負けられるか"を解説していて印象がよい。ギャンブルで稼ごうという観点は論外なので放っておくとして、楽しみとして不確実性に賭けるのは趣味としてあり得ると認識している。 (ただし胴元はそれを生業とする...

父の蔵書を速読。 統計学の考え方をベースに、以下にすれば確実に"負けられるか"を解説していて印象がよい。ギャンブルで稼ごうという観点は論外なので放っておくとして、楽しみとして不確実性に賭けるのは趣味としてあり得ると認識している。 (ただし胴元はそれを生業とするため、参加者の人生が破滅しようとも可能な限り長く・多く賭け続けてくれるようにあらゆる策を講じていることは忘れずに。) 競馬、ポーカー、宝くじなど様々なギャンブルにおける勝敗のメカニズムを解説しているので、ギャンブルをするのであれば読んでおいた方が良いだろう。とりわけ、新興宗教との類似点の説明は的を得ていると思う。 まぁ僕個人としてはギャンブルはしないので特に用はないのだが。

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2022/08/07

「ツキ」とは何だろう。そんなウナギのようにつかみどころのない「ツキ」の正体を解き明かす。 この本は1997年に発行されたものだが、2022年に読んでも役に立つ。 「強引な屁理屈」で、科学的に証明されたふりをするので、競馬、宝くじは、始末が悪い。 ギャ...

「ツキ」とは何だろう。そんなウナギのようにつかみどころのない「ツキ」の正体を解き明かす。 この本は1997年に発行されたものだが、2022年に読んでも役に立つ。 「強引な屁理屈」で、科学的に証明されたふりをするので、競馬、宝くじは、始末が悪い。 ギャンブル必勝本と新興宗教には似ている点があると述べている。「科学」を利用してもっともらしい味付けをして人々をたぶらかすからだ。 ギャンブラーとは迷信深い生き物であり、宗教人と同じくギャンブル教の信者たちはピュアな人々ではあると述べている。 客観的な「ツキ」の正体のついて次のように述べている。「ツキとは統計上のゆらぎ(長い時間プレイすれば必ず起こる連続した勝ち負けの大波)」であると言える。 とは言っても偶然でもうまく行ったら、続けてうまく行くと自分に都合が良いように考えるのが人間だ。 宝くじは、当たる確率が低いのに買う人がいる。買う場所もよく当たると言われる所で買い、当選者が出たとご利益があるとされる神社にお参りする。 当たる必勝法などないが、それでも宝くじの専門家と称する人が当たりやすいとされる売り場やルーティンなどを紹介する。 人間の欲深さは、いつの時代もかわらない。この先も欲深さは、なくなることはない。

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2022/05/07

「ツキ」に対する概念が180度変わった感じ。 著者は決して頭でっかちの学者では無くかなり腕利きのギャンブラーである事も内容の説得力を上げている。 実生活にフィードバック出来る項目も多くもう一回精読したい。

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2025/12/18

ツキとは統計上のゆらぎ 「必勝法が確実なものならば自分一人で賭けて儲ければよろしい。宣伝などする必要などない」と。ホントそう思います。

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2019/06/30

基本、賭け事は儲からない。楽しむためにどうしたらよいか、というのがよく分かる。いかに場の雰囲気に人は流されやすいか(笑)

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2019/06/18

ギャンブルにおける「ツキ」とは何か、ギャンブルに必勝法はあるのか、ギャンブルとどう向き合うか、に迫る本。 冒頭から、はっとさせられる。いわく、 「残念ながらギャンブルに必勝法はない。世に存在する何万通りもの必勝法のうち、ひとつでも正しければギャンブル産業を支える基盤は崩壊する...

ギャンブルにおける「ツキ」とは何か、ギャンブルに必勝法はあるのか、ギャンブルとどう向き合うか、に迫る本。 冒頭から、はっとさせられる。いわく、 「残念ながらギャンブルに必勝法はない。世に存在する何万通りもの必勝法のうち、ひとつでも正しければギャンブル産業を支える基盤は崩壊するはずである。が、今のところギャンブル産業は健在である。過去数世紀そうであったように。」 まったくもってその通り。必勝法が編み出されて消え去ったギャンブルも当然あるのだろうが、胴元が儲かっているうちはギャンブルも成立し、繁栄するということである。 さてしかし、「確実に勝つ方法」はないものの、「確実に負ける方法」ならわかる、と著者はいう。 「分散を小さくして、できるだけ大数の法則の効果の顕在化を促進する」 冒頭から専門用語で突き放されるわけだが、詳しくは本文で解き明かされる。 確実に勝ち続けることはできないが、負ける方法の逆をやることで時には勝てるかも知れない。 つまりリスクを分散させつつ、メリハリを効かせた賭け方をしなさいということらしい。 また、深入りをせず、プロセスをこそ楽しむ「余裕」を持ちなさいということらしい。 そして結論的には、「ツキ」や「運」は単に確率のゆらぎであり、主観的なものに過ぎないとのことである。 そのほか、ギャンブルにまつわる「数字」も面白い。

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2018/08/05

文字通り、数学者の著者が数学的分析によって、博打によって儲けることが難しいことを説いた一冊。 内容は数学が多くて難しいが、博打が難しいことがよくわかった。

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2016/06/29

ツキの正体は統計のゆらぎである、この答えには何と言うか、雷を打たれたような衝撃が走りました。目から鱗とはこの事です。 引用にもありますが、4代に渡って誕生日が同じというのも、確率は低くても、どこかに必ずあるんですよね。 大数の法則により試行回数が増えれば増えるほど平均に近付く、そ...

ツキの正体は統計のゆらぎである、この答えには何と言うか、雷を打たれたような衝撃が走りました。目から鱗とはこの事です。 引用にもありますが、4代に渡って誕生日が同じというのも、確率は低くても、どこかに必ずあるんですよね。 大数の法則により試行回数が増えれば増えるほど平均に近付く、それに勝つには試行回数を少なくする、分散させるなど、普段考えないような内容で、とても面白かったです。 これはギャンブルに限らず、スポーツにも当てはまると思います。例えばプロ野球は同じ対戦相手と何回も試合を行います。これによって実力の差がはっきりしてくるわけで、1回限りのトーナメントのような試合だと実力者が格下に負けてしまうことだってあるわけです。 だから、時間が許すなら、高校野球なんかも(高校野球に限らず)、とにかく試合を増やしてほしいです。時々実力の無いチームが優勝する事がありますが、あれは見ていて納得できません。「たまたま勝った」にすぎないのですから。でも、その「負けたら終わり」の世界で、実力的には見劣りしても、優勝してしまうチームには、何らかの「ツキ」があるのではないか?と考えてしまいます。著者は「ツキは無い」と断言しているので、結果的には「たまたま勝てた」のでしょうが……。 こういったギャンブルの確率論や統計学の話は眉唾物が多いのですが、著者自身がギャンブルの世界で活躍していて、それでいて「ツキは無い」といっているところが、説得力あります。 『主観的には「ツキ」はあっても、客観的には「ツキ」は無い』は名言です。 僕の評価はA+にします。

Posted byブクログ