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タブーの謎を解く 食と性の文化学 ちくま新書
727円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 1996/12/20 |
JAN | 9784480056917 |
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タブーの謎を解く
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商品レビュー
3.3
8件のお客様レビュー
世界各地の食のタブー、性のタブーなどを通して、なぜタブーがあるのが、タブーがどのような役割を果たしているのか、そして人がタブーを作り出す理由を述べている。 原初の混沌、まだ意味未分化なものに対して、一本の線をいれることで、そのものと、それいがいのもの、私と他人、神と...
世界各地の食のタブー、性のタブーなどを通して、なぜタブーがあるのが、タブーがどのような役割を果たしているのか、そして人がタブーを作り出す理由を述べている。 原初の混沌、まだ意味未分化なものに対して、一本の線をいれることで、そのものと、それいがいのもの、私と他人、神と人、人間と動物、動物と植物などに分類することができるが、そうやって世界を分類していくとそのあいだにはそれら二つのどちらにも属さない境界線上のものがたち現れてくる。この境界線上のものは分類された世界を脅かすものとして忌避され、それがタブーになっていったというリーチの文化記号論はなるほど!と膝を打つ思いだった。 後半ではこのリーチの暗号格子を用いて世界各地のタブーに対して、どのような理由からそれらがタブーとされているのかをみていっているが、いずれも明快に説明づけられている。 興味深かったのは日本の婚礼にまつわる様々なタブーに関わる話で、花嫁が家を出るときの分離儀礼から、花嫁道中の移行儀礼、そして婚家にはいるときの統合儀礼として、伝統的に行われてきた儀礼に対して、そこにどのような意味の境界があり、なぜそのように対応されてきたのかということが明快に示されている。 今となっては結婚式の儀礼もいろいろと寂れてしまっているだろうが、それぞれの儀礼にはそのような意味があったのだというのはとても興味深い。
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タブー周辺の概観が長く、やっと「謎を解く」が始まったと思ったらリーチ=ダグラス理論の紹介だったりする。どこからが山内先生の理論なんだか、よくわからない。正にリーメンに存在するそれはタブーなのかも。物知りなのはわかるが、細かい知識がウザい。
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禁忌、タブーの正体に挑む。 といっても、食と性のタブーに絞り込まれている。食のタブーと性のタブー、民族や宗教によってもその設定が異なったり、あるいは共通の部分を見出す事ができる。自らの心理の事で、確かに、何故だろうと思う事もあるテーマだけに、興味深い。 しかし、本著を読んだ感...
禁忌、タブーの正体に挑む。 といっても、食と性のタブーに絞り込まれている。食のタブーと性のタブー、民族や宗教によってもその設定が異なったり、あるいは共通の部分を見出す事ができる。自らの心理の事で、確かに、何故だろうと思う事もあるテーマだけに、興味深い。 しかし、本著を読んだ感想としては、結論、機能や慣習上の禁忌を無理解に踏襲し、それがある種、インプットされる事により、生理的反応にまで及ぶ事もあるかもしれないが、結局、人間は自由な存在である。先天的なタブーなど、ほとんど皆無。目的を持ち、我々自身がタブー視してしまっているのではないだろうか。
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