商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
| 発売年月日 | 1996/08/31 |
| JAN | 9784198605582 |
- 書籍
- 児童書
薄紅天女
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薄紅天女
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商品レビュー
4.5
184件のお客様レビュー
勾玉三部作の三作目。前二作がとても面白かったから期待していたけど、期待を裏切らないとても面白い作品だった! 空色勾玉、白鳥異伝が日本神話を基にしているのに対し、薄紅天女は阿弖流為伝説を基にしており、エピグラフとして挿入されているのも和歌ではなく『更級日記』の一節となっている。その...
勾玉三部作の三作目。前二作がとても面白かったから期待していたけど、期待を裏切らないとても面白い作品だった! 空色勾玉、白鳥異伝が日本神話を基にしているのに対し、薄紅天女は阿弖流為伝説を基にしており、エピグラフとして挿入されているのも和歌ではなく『更級日記』の一節となっている。そのせいか、前二作よりもハイファンタジー感が薄く、人間関係や友情、冒険といった要素が強いように感じた。前二作で主となった人物が男女の組み合わせだったのに対し、今作では「二連」と称される少年2人の組み合わせだったのも面白かった。 今作でも勾玉がキーアイテムとして登場するものの、前二作と違って剣と対をなすものではなく、輝と闇、蝦夷と皇といった対立するものを中和する存在、力を譲渡する器として機能していたのが印象的だった。 歴史物語のように描かれるが、登場人物たちの動機や行動にはそれぞれの意思があって、単に歴史や伝説をなぞらえている訳ではないというのがすごく良かった。 荻原作品で描かれる「愛」は、どれも共通して、乗り越えられない差や壁を乗り越えようとする強い気持ちの現れだと思った。それが恋愛であれ友情であれ、血筋や身分、性差、民族といった、生まれた時点で定められているものを自らの選択によって打ち壊そうとする姿勢や、その選択が他人のためのものであることが、荻原作品にあらわれている愛の形なのではないかなと思う。 差を乗り越えると言うと禁断の恋っぽくなってしまうが、荻原作品における差は許されないもの・禁忌ではなく、壁を乗り越えることこそが使命であり運命であると思わせる必然性があり、壁を乗り越えることで世に安寧がもたらされたり、それが新たな壁を乗り越える動機としてはたらいたりする。登場人物たちの強いエネルギーと、それを阻む大きな壁、そして壁を乗り越えた先にある幸福、そしてそれらを包み込む運命めいた必然性の存在が、荻原作品における「愛」であり、読者を魅了する要素のひとつなのだと思った。 本当に些細なことだけど、役不足という言葉が力不足の意で使われていたのだけが気になった。
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勾玉シリーズでいちばん好きなお話です。 10数年ぶりに読み返したのですが、2人の関係性の変化だけ覚えていたので、こんなお話だったかな……?
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感想書いたのに全部消えてショック…。 思い出して書きます。 たぶん三度目の読了。 舞台はもう神話の時代ではなく、立派に日本史の世界。 三部作ではもっとも恋愛成分の含有率が低い。 代わりにまあ、今で言う、ブロマンス的なアレがある。 アイヌの話、陰陽の話、空海の話。うまく繋げて...
感想書いたのに全部消えてショック…。 思い出して書きます。 たぶん三度目の読了。 舞台はもう神話の時代ではなく、立派に日本史の世界。 三部作ではもっとも恋愛成分の含有率が低い。 代わりにまあ、今で言う、ブロマンス的なアレがある。 アイヌの話、陰陽の話、空海の話。うまく繋げてある。 荻原作品らしく、流れが自然で、登場人物の決断がデカく、こまかな自然描写がきれい。
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