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インドへの道 E.M.フォースター著作集4
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インドへの道 E.M.フォースター著作集4

E.M.フォースター(著者), 小野寺健(訳者)

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インドへの道 E.M.フォースター著作集4

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房/
発売年月日 1995/09/25
JAN 9784622045748

インドへの道

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みんなの感想まとめ
  • インド歴史小説
  • イギリス人視点
  • 文化的葛藤
  • 人間関係の複雑さ
  • 支配と被支配のドラマ
  • 医師と女性の出会い
  • 20世紀初頭の混沌
  • 裁判と事件の緊張感
  • 架空の町の描写
  • 深みのある平易な文章

複雑な歴史的背景を持つ20世紀初頭のインドを舞台に、イギリスとインドの出会いと対立を描いた作品は、特に印象的な人間関係の構築が魅力です。インドのインテリ医師と、インドに理解を示すイギリス人の「出会い損ない」を通して、支配国と被支配国の葛藤が鮮やかに表現されています。物語は、イギリス人女性の自分勝手な興味を軸に、事件や裁判が次々と展開し、緊張感を持続させます。筆者の平易でありながらも深みのある文章は、インドの混沌と神秘を巧みに描写し、読者を引き込む力を持っています。また、架空の町の描写やラストシーンの美しさも特筆すべき点です。全体として、歴史的視点や文化的な考察が豊かであり、読み応えのある作品となっています。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2022/03/23

ようやく読めて感動している。『天使も踏むを恐れるところ』ではイギリスとイタリアの、『ハワーズ・エンド』ではイギリスとドイツの価値観のズレと軋みを描いたフォースターがついに、イギリスとインドの出会いと対立を描く。イギリスとインドというのはもちろん、支配国と被支配国であり、この本の舞...

ようやく読めて感動している。『天使も踏むを恐れるところ』ではイギリスとイタリアの、『ハワーズ・エンド』ではイギリスとドイツの価値観のズレと軋みを描いたフォースターがついに、イギリスとインドの出会いと対立を描く。イギリスとインドというのはもちろん、支配国と被支配国であり、この本の舞台となっている20世紀初頭のインドはイギリスの植民地である。更にインドにはカーストがあり、雑多な宗教があり、国内の状況は非常に混沌としている。そんな複雑な場所を舞台に、インドのインテリ医師と、インドに理解を示すイギリス人の「出会い損ない」を描く手腕は相変わらず見事。そして、インドに自分勝手な興味を抱くイギリス人女性を狂言回しに置き、中頃では事件や裁判が次々と展開していくので、しっかりとした厚みを持つ長編ながら、最後まで飽きずに読んだ。文章はいつもの通り平易ながら飾り気があり、思わせぶりな分かりにくさなどとは無縁で、しかし神やインドの混沌をしっかりと語っていく。私も学生時代に何度かインドには行ったことがあるが、あの国の全てが曖昧で、全てが大いなるものに巻き込まれていってしまう感みたいなものが、小説の底から滲み出てくるような気がする。冒頭の架空の町の描写と、ラストシーンがとても美しい。 韓国の文芸評論家が「日本の近代文学はフォースターの『インドへの道』にあたる作品を残すことがなかった」と指摘しているのには新鮮な発見があった。日本の植民地支配は地理的・文化的に近いところで行われたので、イギリスにおけるインドのような圧倒的他者との出会いがなかったのかと思うが、それにしても、自分たちを蹂躙したアメリカとの関係ばかりに重きを置き、かつて宗主国だったこと・加害国としての日本に、日本の近代文学が疎かったのは確かか。

Posted by ブクログ

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