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眼の哲学・利休伝ノート 講談社文芸文庫現代日本のエッセイ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1994/03/10 |
JAN | 9784061962637 |
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眼の哲学・利休伝ノート
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眼の哲学・利休伝ノート
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目利きの天才 青山二郎 「眼の哲学 利休伝ノート 」 エッセイ 放心状態の時の目玉、自我を持たぬ目玉、思考に征服されずに見るなど 全くピンと来ない表現ばかりだが、心に留めておく。 利休の凄さを、茶道という思想より、茶器という物に目付けしたあたり、さすが 天才 青山二郎と思う。...
目利きの天才 青山二郎 「眼の哲学 利休伝ノート 」 エッセイ 放心状態の時の目玉、自我を持たぬ目玉、思考に征服されずに見るなど 全くピンと来ない表現ばかりだが、心に留めておく。 利休の凄さを、茶道という思想より、茶器という物に目付けしたあたり、さすが 天才 青山二郎と思う。 色の強さを重視した 梅原龍三郎 論も面白い。 眼の哲学「見たままのものが即ち内容である」 *放心状態の時の目玉の働き→自我を持たぬ目玉→黙って坐ればピタリと当てる眼 *眼は模倣を強要され 思考に征服される〜頭の助けを借り過ぎている我々の眼→物の在り方というべき形態を見落とす 利休論 *茶道や茶器は 利休の頭の中に深く隠れたもの、何かの手がかりに過ぎない *利休の偉さは 物を観念の手がかりにしなかったこと〜物から茶が生まれ、茶に茶器という物が利用された〜物を師として仰ぎ、茶道具を友として愛した〜茶道具から利休の茶道が生まれた 梅原龍三郎論 *目がくらくらしてくる〜度肝を抜かれる *こういう強い感銘の驚きは 他の人の絵にはない〜梅原さんの絵だけあるのは どういうことか解らない *梅原さんの色=鍛冶屋が鉄を鍛えてきたように 自然から叩き上げた色〜花の香り、女の血 *色自体が構想と化して 絵画の構想を食う→最初は観念であった色が 精神を表現し〜色達の意志が画面に充満する *北京作品は 自然に対して 信を置いた、梅原さんが心を空しくした *一人一人の性格や趣味まで分かりそうな掴み方 「支那の文化は筆の文化である」 書そのものが言葉〜人は画を見るように書かれた言葉を眺める
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文章の上では、感情は形容詞に及ばない説明文に過ぎません。 筆者の感情は読者を退屈させるだけです。感情を形にした文章を書いて、読者にその感情を抱かせる事が美です。 絵でも音楽でも同じではありませんか。 筆者が苦労して一つの感情を形で表さうとす─その表はすもので筆者の興味の持ち方の精...
文章の上では、感情は形容詞に及ばない説明文に過ぎません。 筆者の感情は読者を退屈させるだけです。感情を形にした文章を書いて、読者にその感情を抱かせる事が美です。 絵でも音楽でも同じではありませんか。 筆者が苦労して一つの感情を形で表さうとす─その表はすもので筆者の興味の持ち方の精神の高低が読み取れる筈です。 これは青山が白洲正子に宛てた手紙。
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