商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | エルテ出版 |
発売年月日 | 1994/09/20 |
JAN | 9784871990424 |
- 書籍
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脳の右側で描け
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脳の右側で描け
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商品レビュー
5
2件のお客様レビュー
改めて基本へ。デッサンとはジョギング。どこかに行こうとするわけじゃない、でも行こうとする時には力になる。
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蓮実重彦さんの有名な授業で、 「その映画で何が写っていたか」をえんえんと述べさせる、 というのがあった(らしい)。 「うちわが3回うつりました」 「ドアが4回うつりました」 なんでそんなことをしたのか。 これは私の想像にすぎないのだけど、 そうしないと、「自分の心に強い印象を...
蓮実重彦さんの有名な授業で、 「その映画で何が写っていたか」をえんえんと述べさせる、 というのがあった(らしい)。 「うちわが3回うつりました」 「ドアが4回うつりました」 なんでそんなことをしたのか。 これは私の想像にすぎないのだけど、 そうしないと、「自分の心に強い印象を残した」ものだけを観てしまって、 「なにげなく見過ごしてしまう細部」が観られなくなってしまうからなんじゃないかと。 その細部こそが映画を支えているのだけれど、 「上手な演技」や「かっこいい演出」や「目を見張る技術」に目が行ってしまうと、 その細部は見落とされてしまう。 だから、わざわざ「感情を排除して、引いた目線で物を見る」という作業が必要とされたんじゃないかと。 つまり、この本で言われている方法、 「グリッドを引く」とか「さかさにする」とか「ワクを先に書いて、次に輪郭だけを描く」とかいうことと、 蓮見さんの授業というのは、 同じことをやっているんじゃないかと。
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