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知の技法 東京大学教養学部「基礎演習」テキスト
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知の技法 東京大学教養学部「基礎演習」テキスト

小林康夫(編者), 船曳建夫(編者)

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知の技法 東京大学教養学部「基礎演習」テキスト

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京大学出版会/
発売年月日 1994/04/11
JAN 9784130033053

知の技法

¥1,650

商品レビュー

3.7

35件のお客様レビュー

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2024/05/29

「うまくやろう」みたいな自意識を殺しつつ、肩の力は抜いて、でも社会的責任はしっかり持ってねという当たり前の姿勢を教えてくれるが、そういうのも頭ではわかっていても実践できないのが「学内の人」だよな… 研究者となるとどうあっても研究対象の当事者にはなれないわけで どうしても傲慢さと純...

「うまくやろう」みたいな自意識を殺しつつ、肩の力は抜いて、でも社会的責任はしっかり持ってねという当たり前の姿勢を教えてくれるが、そういうのも頭ではわかっていても実践できないのが「学内の人」だよな… 研究者となるとどうあっても研究対象の当事者にはなれないわけで どうしても傲慢さと純粋無垢さが生じてしまうもの。著者それぞれもそれを自己嫌悪的に書いている気もした。 知への欲望は深めるべきだが最低限度のライセンスがいるぞー!っていう警告。

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2022/10/28

“人間は誰でも「知りたい」という好奇心を持っていますが、それがただ対象についての情報を得ることに止まっているうちは、まだ、学問的な知にはならない。そうではなくて、その好奇心が、より一般的な問いかけに結びつき、そこに一般化可能な問題が立ち現れるときに、はじめて学問的な知の行為がスタ...

“人間は誰でも「知りたい」という好奇心を持っていますが、それがただ対象についての情報を得ることに止まっているうちは、まだ、学問的な知にはならない。そうではなくて、その好奇心が、より一般的な問いかけに結びつき、そこに一般化可能な問題が立ち現れるときに、はじめて学問的な知の行為がスタートします。(p.8)”  大学生が身につけるべき教養とは、知識そのものではなく、「知」に対してどう向き合い扱っていくのかという技法を学ぶことである。大学生当時の私はそのことを全く理解していなかったので、こういった技法を何も身につけずに卒業した。つまり、ただ無為に学生時代を費やしたわけで、今思えばもったいない限りだ。  本書は1993年度の東大教養学部のテキストとして書かれている。まだインターネットが普及する前であり、「テクノロジーの利用」と題してワープロ機が紹介されていたりする30年も昔の本だ。「知の技法」獲得を目指す環境の充実を願って編まれたであろう本書だが、残念ながら30年経ったいま、大学の現状はより悪い方へ転がり落ちてしまったように思う。「大学で学ぶことは社会に出たら役に立たない」という手垢のついた勘違いが幅を効かせ、リベラルアーツなど何の価値もないかのような「改革」が次々に行われてしまったからだ。  しかし、いかに私たちが愚かであっても、いつかはこの誤りに気づくだろうと信じる。その時、この30年前に書かれた本を改めて読み返すべきなのかもしれない。

Posted by ブクログ

2022/02/12

東大教養学部の基礎演習のサブテキストということで、学問は何かというところから文系の知に関する技術や作法の話。 学問が様々な問題に向き合う二部が面白く、フィールドワークでの地図の謎、将門記からわかる正当化の論理、アンケートの使い方、翻訳の難しさ、それに解釈や検索、構造、レトリック、...

東大教養学部の基礎演習のサブテキストということで、学問は何かというところから文系の知に関する技術や作法の話。 学問が様々な問題に向き合う二部が面白く、フィールドワークでの地図の謎、将門記からわかる正当化の論理、アンケートの使い方、翻訳の難しさ、それに解釈や検索、構造、レトリック、統計、モデル、コンピューティング、比較、関係について。 三部は表現として論文と口頭発表で留意すべきことについて。

Posted by ブクログ

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