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免疫の意味論
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免疫の意味論

多田富雄【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社/
発売年月日 1993/04/30
JAN 9784791752430

免疫の意味論

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商品レビュー

4.1

34件のお客様レビュー

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2025/01/22

免疫の意味論 多田富雄 青土社 哲学的でもあり近代科学であり宗教的でもあり最初の一行から引き込まれてしまう 自己と非自己(つまり他者) あるいは生と死とか脳死と身体の死 内なる外とか全体と部分とか無限と有限と 思いは広がる一方で めっちゃくちゃ面白い

Posted by ブクログ

2023/08/31

免疫学の第一人者である著者の1993年の著作。 免疫とは「自己」と「非自己」を見分けて非自己を排除する営みであるということを出発点に、免疫機能の仕組み、HIVウイルス(免疫不全症候群)、アレルギー、老化現象、自己免疫、寄生虫や癌のこと等々に話は至る。 まるで哲学書でも読んでいるか...

免疫学の第一人者である著者の1993年の著作。 免疫とは「自己」と「非自己」を見分けて非自己を排除する営みであるということを出発点に、免疫機能の仕組み、HIVウイルス(免疫不全症候群)、アレルギー、老化現象、自己免疫、寄生虫や癌のこと等々に話は至る。 まるで哲学書でも読んでいるかのような深淵さに雑誌「現代思想」の連載をまとめたものと知ってなるほどなと。 我々の体内の小宇宙とも呼ぶべき驚くべき現象世界にワクワクしながら読み進んだ。本書にはノーベル賞学者の利根川進や本庶佑も登場し、当時の日本免疫学界の充実ぶりもうかがえる。 読み通してあらためて思うことは、人間(生物)が自身では全く意識することなしに、このような驚くべき生体組織を進化させてきたということだ。このような精密で複雑で合理的な営為(不可思議で非合理的に見えることもあるとはいえ)はやはり人間の想像力構想力を遥かに超えていて、創造主の意思、所業としか思えない。医療や科学に限らず自然科学は何かを全く新しく創造するというよりは、自然世界の原理法則を発見してそこに応用を加え未知の技術を開発していくものだと思うが、そういうダイナミズムも感じられて読んでいてワクワクさせられ、また哲学的で文学的な語り口が大いに好奇心を刺激してくれる。ただ少々古い本なのでアフターコロナの最新の知見も得たくなった。

Posted by ブクログ

2022/10/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

      ―20081023 自己と非自己を識別するのは、脳ではなく免疫系である。「非自己」から「自己」を区別して、個体のアイデンティティを決定する免疫。臓器移植、アレルギー、エイズなどの社会的問題との関わりのなかで、「自己」の成立、崩壊のあとをたどり、個体の生命を問う

Posted by ブクログ

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