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ケルトの薄明 ちくま文庫
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ケルトの薄明 ちくま文庫

ウィリアム・バトラーイエイツ【著】, 井村君江【訳】

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ケルトの薄明 ちくま文庫

726

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 1993/12/07
JAN 9784480028334

ケルトの薄明

¥726

商品レビュー

4.2

10件のお客様レビュー

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2010/05/28

アイルランドの詩人イ…

アイルランドの詩人イエイツのケルト神話の物語です。本書を読んで<自然界の目に見えない生き物><この世ならぬものたち>と丁寧につきあってきたアイルランド人の方々に非常に親しみを持ちした。日本人の感性と近いような気がします。本書を読まれた方は、『ケルト幻想物語』と『ケルト妖精物語』(...

アイルランドの詩人イエイツのケルト神話の物語です。本書を読んで<自然界の目に見えない生き物><この世ならぬものたち>と丁寧につきあってきたアイルランド人の方々に非常に親しみを持ちした。日本人の感性と近いような気がします。本書を読まれた方は、『ケルト幻想物語』と『ケルト妖精物語』(両方とも筑摩文庫から出てます)をお読みになることをお薦めします。

文庫OFF

2010/05/28

自然界に満ち満ちた目…

自然界に満ち満ちた目に見えない生き物、この世ならぬものたちと丁寧につきあってきたアイルランドの人たち。イエイツが実際に見たり聞いたりした話の数々は、無限なものへの憧れ、ケルトの哀しみにあふれて、不思議な輝きを放ち続けます。

文庫OFF

2023/11/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ケルトであるとか妖精であるとか、そういうものをしてファンタジーと認識したのは、遠い異国の幻想的な事物であるとか語感の耳触りであるとかから来ていたのかもしれない。 圧倒的な経験不足がそうさせていたのかもしれない。 アイルランドに伝わる民話・説話を拾い集めた本書に、日本の妖怪話が透けて見える。いわゆる昔話というものを比較したときに、ヨーロッパと日本ではおそらくキリスト教の影響の有無が最も大きいのではないかと思われるが、それを除去したならきっと、未知なるものを目の当たりにした時に説明を求める情動というものに人種などによる大きな違いはないのだと思えてくる。 読み味は『夢の宇宙誌』を思わせる。まとまっているようでまとまっていない。章ごとの表題に対して自由に心をさまよわせているカンジ。 だが、詩人の心が強すぎるためか、詩心のない読み手にはまったくピンと来ない箇所もあり、素養のなさが身に染みる。

Posted by ブクログ

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