商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 1993/01/10 |
JAN | 9784167218096 |
- 書籍
- 文庫
リオノーラの肖像
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リオノーラの肖像
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商品レビュー
4.5
6件のお客様レビュー
ひとりの女性が人生を…
ひとりの女性が人生を賭けて解き明かした謎を語る物語。時間の流れを感じさせる物語を書かせると、ゴダードの右に出る者はいない。
文庫OFF
謎が薄皮を剥ぐように…
謎が薄皮を剥ぐように解けていく様は圧巻です。展開はちょうど良いゆるやかさを感じ、文章と構成の妙もありぐいぐいと引きこまれます。破綻もなく収束していく様は読んでいて気持ちよく、読後感も素晴らしかったです。
文庫OFF
ゴダードの作品は初めて。重厚で重々しい話を書く作家というイメージだったがやはりその通りだった。 過去を紐解いていく手法は見事で、最後の最後まで目を離せない展開に惹きつけられた。最終ページに辿り着いた時はじめてすべてが腑に落ち、また作者の反戦メッセージが心に響く。 ただ、タイトル...
ゴダードの作品は初めて。重厚で重々しい話を書く作家というイメージだったがやはりその通りだった。 過去を紐解いていく手法は見事で、最後の最後まで目を離せない展開に惹きつけられた。最終ページに辿り着いた時はじめてすべてが腑に落ち、また作者の反戦メッセージが心に響く。 ただ、タイトルにある肝心なリオノーラの影が薄い。人物造形もオリヴィアに比べてインパクトに欠け、ふわりとした曖昧な女性で終わってしまった。もっともオリヴィアは強烈過ぎて不愉快度が高く、第2部は挫折しそうになったくらいだ。彼女に騙され翻弄される男性陣が多すぎる…。中でもパワーストック卿の見る目の無さと上に立つ器ではないことが一番の悲劇の要因かもしれない。
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