商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1992/05/08 |
JAN | 9784061590267 |
- 書籍
- 文庫
ライフサイクルの心理学(上)
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ライフサイクルの心理学(上)
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商品レビュー
4.2
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深層心理学者ユングが…
深層心理学者ユングが40歳を「人生の正午」と呼び、ライフサイクル上の重要な「過渡期」であると言った。その「過渡期」を実際の人々がどう乗り越え「生活構造」を再構築したかを、事例を通して検討して本です。まさに「過渡期」である私にとっては多いに参考になった。確かに40歳というのは、一見...
深層心理学者ユングが40歳を「人生の正午」と呼び、ライフサイクル上の重要な「過渡期」であると言った。その「過渡期」を実際の人々がどう乗り越え「生活構造」を再構築したかを、事例を通して検討して本です。まさに「過渡期」である私にとっては多いに参考になった。確かに40歳というのは、一見、安定した生活を送っているが、能力の限界を感じたり老化を意識し、仕事を中心とした人生を振り返り、「自分とは」とか「これからの人生」について考え、悩む時期である。事例を通して共通した「もの」を抽出し、考察し示唆を与えてくれる
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なんで絶版なんだ。時代、国は違えど、男性の成年、中年のライフサイクルをあぶり出した名著。それにしても、自分が同世代だからか、本当に身につまされる記述が多い。 ・中年期の特別な発達課題は、自分自身の中および他人の中の子どもの部分と年長者の部分の両方にもっと気付くようになること。 ...
なんで絶版なんだ。時代、国は違えど、男性の成年、中年のライフサイクルをあぶり出した名著。それにしても、自分が同世代だからか、本当に身につまされる記述が多い。 ・中年期の特別な発達課題は、自分自身の中および他人の中の子どもの部分と年長者の部分の両方にもっと気付くようになること。 ・中年は兄貴ではなく、親父。それに気付くことは当惑、いらだしさになる。 ・停滞を経験し、停滞に耐え、停滞と戦う力というのは、中年期に生産性を求める努力につきものの一面である。停滞性は中年期を通して、発達上必要な役割を果たす。 ・30歳代後半までは、思考、感情、直観、感覚の1つか2つだけがよく発達する。 ・安定期と過渡期が交互に表れて進んでいく。 ・40~45の人生半ばの過渡期では、「これまでの人生でなにをしてきたのか?妻や子どもたち、友人、仕事、地域社会ーーそして自分自身から何を得て、何を与えているのか?自分のために、他人のために本当に欲しているのはなにか?」と問うことが大切。 ・親から離れると言うよりは、親子の絆の程度と内容が変わっていく。 ・よき相談相手は成人前期において重要。数歳年長。職場で生まれることが多い。ただし過渡的。平均2,3年、長くて8~10年続く。 ・よき相談相手と同じように特別な女性は過渡的な存在である。
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30代前半で管理職になり、家も建て、それなりに生活していたにも関わらず心の充足感が得られず悶々としていた折、息子の塾の親を対象にしたセミナーに参加した時、講師の方が講義の後の雑談で紹介された本です。まさに人種を問わず人は人生において過渡期を迎え、同じような人生を送っていく。数人の男性を十数年間にわたってモニターした、大学の研究結果に基づく心理学の本。
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