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イスラームの日常世界 岩波新書154
902円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 1991/01/23 |
JAN | 9784004301547 |
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イスラームの日常世界
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商品レビュー
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32件のお客様レビュー
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勉強になります。イスラム教に興味のある方はぜひ。
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私の周りにもムスリムの方がいる。朝会社で同じエレベータにのり、私とは違う階で降りていくから、同じビルに入居する別の会社である事は解るが、そこは最近伸びているIT企業である。その女性は頭をすっぽりとヒジャブで覆っており、一瞬でムスリムなんだと理解できる。世の中のニュースも最近は不穏...
私の周りにもムスリムの方がいる。朝会社で同じエレベータにのり、私とは違う階で降りていくから、同じビルに入居する別の会社である事は解るが、そこは最近伸びているIT企業である。その女性は頭をすっぽりとヒジャブで覆っており、一瞬でムスリムなんだと理解できる。世の中のニュースも最近は不穏な中東情勢からか、パレスチナの人々がテレビ映像に頻繁に登場してくる。彼らはイスラームであり、敵対するイスラエルは勿論ユダヤ教だ。日本人は何かと宗教に疎く、質問すれば神道でも仏教でもなく無宗教と答える方が多い。だから生活リズムや社会が教えによって動いているイスラームの世界観を斬新なものと感じる。当たり前だがムスリムの人々にとっては、それは宗教というよりも生き方、生活そのものとなっており、寧ろそれが当たり前の価値観である。海外旅行した際にタクシー運転手が目的地でもないところに途中で停車して、お祈りで20分ほど待たされたこともある。急か急かする日本人の私から見れば、客がいるのに、と理解に苦しむことも若い頃にはあった。だがそれも価値観の異なる国に居る事を忘れた、ただの日本人の感覚だったと今は思う。イスラーム人口は増えている。多産を善とする文化や教えもあるだろうが、それだけではなく、あらゆる人種民族を受け入れ、人が持つ生きる権利や平等を自然と実践するムスリムの生き方への憧れもあるのではないかと思う。 本書はそうしたイスラームの生活様式や考え方について書かれている。砂漠をゆったり流れる時間や、砂が風によって流され美しい紋様を描き、今にも白い建物からお香の香りが漂ってくるかの様な描写がされている。気がつくと私も部屋でウードを焚いて寝転びながら読んでいる。 全くの日本人の私には描かれる世界観への憧れはあるが、最近身近に増えてきたムスリムの人々の価値観を知っておきたい、という知的好奇心もある。彼らの世界を受け入れ互いに力を合わせてプロジェクトを進める。そんな日が近々来るに違いない。 テレビ映像で流れる悲惨な戦禍だけでない。本来は平和を愛し、隣人が互いに助け合って生活する社会が世界中に戻ってくる日を待ち望みながら、真っ青な空から突き刺さる様な陽射しが照りつける街並みを想像して本書を閉じた。
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