- 新品
- 書籍
- 書籍
証券スキャンダル 岩波ブックレット223
374円
獲得ポイント3P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 1991/10/01 |
JAN | 9784000031639 |
- 書籍
- 書籍
証券スキャンダル
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
証券スキャンダル
¥374
在庫なし
商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
奥山宏著『証券スキャンダル』。1991年6月20日の『読売新聞』は、報じたのだという。 「野村証券が大口顧客に160億円の損失補てんをしていた」(26p)。 奥村は指摘する。他の三大証券、大手、準大手、中小証券と損失補てんの事実はひろまり、総額は1,720億円になった、と...
奥山宏著『証券スキャンダル』。1991年6月20日の『読売新聞』は、報じたのだという。 「野村証券が大口顧客に160億円の損失補てんをしていた」(26p)。 奥村は指摘する。他の三大証券、大手、準大手、中小証券と損失補てんの事実はひろまり、総額は1,720億円になった、とする(同)。 証券業は、直接金融と区分されることを最近になって知った。 「ブラック・マンデー」を機に株安がつづいたが、特定の法人や大口個人取引に限って、「補てん」がおこなわれたのだという。 補てん対象に政治家の名がないこと(35p)、暴力組織の㈱買い占めにも証券会社が加担していること(38p)。 そもそも四大証券が形成されてきたことを含めて、可能にした土壌(閉鎖性、大量取引・ノルマ制・法人優遇の営業姿勢、ブローカーとディラーを兼業しているなどの制度設計)。 市民のなかには株取引のリスクについて不安要素があって、知ろうとしないというか近づこうとしない。 そうした日本的感情のなかで、知られてないことが公然とすすむ、その処理のために税金が投入されていることも、また事実。 古い本ながら、「あの日、あの時」の理解には、役立ちそう。(岩波書店 1991年10月)
Posted by