1,800円以上の注文で送料無料

証券スキャンダル 岩波ブックレット223
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

証券スキャンダル 岩波ブックレット223

奥村宏【著】

追加する に追加する

証券スキャンダル 岩波ブックレット223

定価 ¥374

¥275 定価より99円(26%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 1991/10/01
JAN 9784000031639

証券スキャンダル

¥275

商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2011/09/28

 奥山宏著『証券スキャンダル』。1991年6月20日の『読売新聞』は、報じたのだという。  「野村証券が大口顧客に160億円の損失補てんをしていた」(26p)。  奥村は指摘する。他の三大証券、大手、準大手、中小証券と損失補てんの事実はひろまり、総額は1,720億円になった、と...

 奥山宏著『証券スキャンダル』。1991年6月20日の『読売新聞』は、報じたのだという。  「野村証券が大口顧客に160億円の損失補てんをしていた」(26p)。  奥村は指摘する。他の三大証券、大手、準大手、中小証券と損失補てんの事実はひろまり、総額は1,720億円になった、とする(同)。  証券業は、直接金融と区分されることを最近になって知った。  「ブラック・マンデー」を機に株安がつづいたが、特定の法人や大口個人取引に限って、「補てん」がおこなわれたのだという。  補てん対象に政治家の名がないこと(35p)、暴力組織の㈱買い占めにも証券会社が加担していること(38p)。  そもそも四大証券が形成されてきたことを含めて、可能にした土壌(閉鎖性、大量取引・ノルマ制・法人優遇の営業姿勢、ブローカーとディラーを兼業しているなどの制度設計)。  市民のなかには株取引のリスクについて不安要素があって、知ろうとしないというか近づこうとしない。  そうした日本的感情のなかで、知られてないことが公然とすすむ、その処理のために税金が投入されていることも、また事実。  古い本ながら、「あの日、あの時」の理解には、役立ちそう。(岩波書店 1991年10月)

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品