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ことばの食卓 ちくま文庫
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ことばの食卓 ちくま文庫

武田百合子【文】, 野中ユリ【画】

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ことばの食卓 ちくま文庫

748

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 1991/08/22
JAN 9784480025463

ことばの食卓

¥748

商品レビュー

4

68件のお客様レビュー

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2010/05/28

武田百合子さん独特の…

武田百合子さん独特の口調で綴られた、食べ物に関するエッセー。ノスタルジックさと残酷さを感じる。一番最初の、夫泰淳の思い出の話は何度読んでも号泣。

文庫OFF

2024/10/29

戦争中の話なのだろうか? 暗くて怖い。 そんな印象だった本。 食べ物にまつわる思い出というか、 思い出には食べ物がセットで残ってるというか、 表現しようのない感情が、ふやふやと浮かんでいる。 いつか再読したら、 違う感想が生まれるかもしれない。

Posted by ブクログ

2024/08/06

戦前戦中戦後を、食卓に並ぶ料理や菓子を通じて描いたエッセイ集。 湿度の高い文章だが文体はあっさりとしている。 人々の湿度や温度、戦前戦後の町の薄暗さ、夏場の耳鳴りのような蝉の声が聞こえるようだ。それらの光景の中で、著者はいつもうんざりしている。 特に著者へ性的な思いを持つ男達の...

戦前戦中戦後を、食卓に並ぶ料理や菓子を通じて描いたエッセイ集。 湿度の高い文章だが文体はあっさりとしている。 人々の湿度や温度、戦前戦後の町の薄暗さ、夏場の耳鳴りのような蝉の声が聞こえるようだ。それらの光景の中で、著者はいつもうんざりしている。 特に著者へ性的な思いを持つ男達の息遣いは冷静に書いてある。 人間は呼吸をして生きている。湿度があり、温度が感じられて、少しずつ死臭の混じる息を吐きながら。若かろうが人間は死に歩みを進めながら生きている。呼吸を止めれば人間は死ぬ。 著者は食の思い出を通して、彼等の生きた証を残している。いつも何処かうんざりしながら。 それに引き換え、娘を描く文章はカラッとしたもので、一冊の中でもずっとじめじめした空気が続く訳でもなくバランスが良い。 書店の文庫フェアで手に取ったが思わぬ掘り出し物だった。一冊が薄いため読みやすい……と言いたい所だが、古い漢字が読めない人には難しいくだりもあるかもしれない。 あなたは読めますか、枇杷。

Posted by ブクログ

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