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マルクスその可能性の中心 講談社学術文庫
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マルクスその可能性の中心 講談社学術文庫

柄谷行人(著者)

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マルクスその可能性の中心 講談社学術文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1990/07/10
JAN 9784061589315

マルクスその可能性の中心

¥1,320

商品レビュー

3.8

10件のお客様レビュー

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みんなの感想まとめ
  • マルクス思想の再評価
  • 資本主義批判の視点
  • 言語と経済の関係
  • 社会的価値観の探求
  • ヘーゲル主義の終焉
  • 新たな価値形態論
  • 哲学的深みの探求
  • 思想界の新たな地平
  • 起源への遡行
  • 現代におけるマルクス

この書籍は、マルクスの「価値形態論」を新たな視点で解釈し、彼の思想が持つ深遠な意味を探求する内容です。著者は、マルクスの思想が従来の経済学や哲学の枠を超え、特に「等価交換」の概念を通じて資本主義の本質を問い直す姿勢を示しています。マルクスの仕事を「起源」へと遡行する試みは、単なる経済的視点を超え、社会的な価値観の構築過程を浮き彫りにします。また、ニーチェやソシュールの思想を引用し、言語と経済の関係性を探ることで、価値の本質やその隠蔽性についても考察がなされています。これにより、読者はマルクスの思想が現代においてもなお重要であることを実感し、哲学的な深みを味わうことができるでしょう。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/03/07

人間の平等性や同一性という観念は、貨幣経済が浸透した資本主義社会によって、条件づけられているというのは面白かった。質的に異なる商品を交換によって対置することによってのみ、等価性というフィクションは立ち上がるが、貨幣が浸透すると、商品に価値が内在しているように見えてしまう。貴族制は...

人間の平等性や同一性という観念は、貨幣経済が浸透した資本主義社会によって、条件づけられているというのは面白かった。質的に異なる商品を交換によって対置することによってのみ、等価性というフィクションは立ち上がるが、貨幣が浸透すると、商品に価値が内在しているように見えてしまう。貴族制は人間を質的に異なる存在として捉えるが、資本主義においては人は労働力商品として、交換可能なものとして量的に還元される。 マルクスのことを話しているところはわかるが、言語へとアナロジーが進むときにわからなくなる。 ニーチェを引用して、あらゆる概念は等しからざるものを等置することによって発生する、と柄谷は言うが、この本の場合、経済と言語の等置によって概念が生み出されているはず。けど、よくわからん。 言語の根幹には、シニフィアンとシニフィエの恣意的な関係がある。価値の根幹には商品と商品の結びつきの恣意的な関係がある。しかし、それらの恣意性は隠蔽され、必然的な制度として確立する。 貨幣と文字の類似性。貨幣が成立した後で、価値が全ての商品に内在する量的尺度として把握されるように、文字が成立した後で、声が内面として把握される。対話という聞くことと話すことの直接的同一性は文字によって、話すことの過剰として現れる?そこに内面が生じるのか?

Posted by ブクログ

2024/08/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

商品それ自体に価値があるのではない。他の商品と交換できるからこそ、価値を持つのだ。貨幣はこのことを隠してしまう。では、資本はなぜ増殖するか。同じシステム内では、一つの商品は同じ値段で取引される。したがって、商人資本は商品を別のシステム内で売ることによって差を作り出す。産業資本はそうではない。資本家は労働力を購入するが、技術革新によって相対的な余剰が生み出される。

Posted by ブクログ

2023/04/24

 マルクス『資本論』で論点となる「価値形態論」を、著者の柄谷行人が一読者として、これまで思惟されていなかった思想を読み解き、それを我々読者に向けて語っていくという、一般的なマルクス関連の本とは一線を画した構成となる。読んでいくとわかるが、本書はマルクスのみならず、ヘーゲルや ソシ...

 マルクス『資本論』で論点となる「価値形態論」を、著者の柄谷行人が一読者として、これまで思惟されていなかった思想を読み解き、それを我々読者に向けて語っていくという、一般的なマルクス関連の本とは一線を画した構成となる。読んでいくとわかるが、本書はマルクスのみならず、ヘーゲルや ソシュールなど近代以降の哲学者の思想や用語も引用されており、考察される内容も抽象的である。したがってこの本は決してマルクスの入門書とはいえず、むしろマルクスが生涯をかけて遺した思想を、柄谷が改めて編纂して独自の思想を展開する一種の思想書と 言うべきであろう。したがって、本書を読む前に、『資本論』の要点をおさえたうえで読んだ方が話の論理についてこれるかもしれない。  ちなみに、柄谷はマルクス主義者にありがちな共産主義、革命といった左翼的な面を捨象しており、資本主義社会の「主義」という考えそのものを、ひとが任意に選択できるものでないと喝破している。この点が従来のマルクス主義者とは異なった独自性を帯びている。

Posted by ブクログ

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