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ことわざの英語 講談社現代新書951
587円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1989/05/20 |
JAN | 9784061489516 |
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ことわざの英語
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ことわざの英語
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70を超える英語のことわざについて、その意味や使われている単語や表現の説明、使われ方、関連表現などを説明したもの。ただ典型的な昭和の、英語好きのおじさんによるうんちく話、という感じなので、そこを毛嫌いしなければ役に立つことも多い。 まず日本語のことわざとニュアンスが違う、とい...
70を超える英語のことわざについて、その意味や使われている単語や表現の説明、使われ方、関連表現などを説明したもの。ただ典型的な昭和の、英語好きのおじさんによるうんちく話、という感じなので、そこを毛嫌いしなければ役に立つことも多い。 まず日本語のことわざとニュアンスが違う、というのは結構たくさんあるんだと思った。特に思い込んでいるやつは、実は意味がちゃんと分かってないということが分かった。例えばOut of sight, out of mind.は「去る者は日々疎し」で終わっているが、英語の方は「むしろ物について多く使われる」(p.35)ということは全然知らなかった。Seeing is believing.の「百聞は一見に如かず」はその典型的な例で、日本語は「論より証拠」的な意味だけど、英語は「『信じるためには実際に目で見なくてはならない。見るまでは信じるな』という意味合いが強い」(p.56)というのは、なかなか説明されない。あとはDoing nothing is doing ill.(p.42)はむしろこのままの意味を考えた方が正確に分かるというもので、「小人閑居して不善を為す」とか覚えると、かえって意味を間違う。同じようにHeaven helps those who help themselves.は「天は自ら助くる者を助く」と覚えるけど、「他人に頼らずみずから努力する人に運は向いてくる」(p.12)とちゃんと意味が説明できるかどうか、を考えないといけないと思った。 あとは個人的に面白かったうんちく話としては、まずtravelの語源は「3本のくいを使った拷問の道具」(p.19)ということ。そこからtravailという単語も現存していて、「苦労、苦痛」の意味で使われている、という話。 最後に、今更ながら、盲点というか知らなかったのは、「英語のwindはふつう不快な風に用い、心地良い風にはあまり使わない。」(p.53)ということで、単に「風」と訳すだけではなく、「気持ちの良い風には、breeze(微風、そよ風)がふつう使われる」(pp.53-4)は、言われればそうだなと思った。他にもupper lipは「いわゆる『鼻の下』の部分を含めて言うことがある。He grows hair on his upper lip.と言えば『彼は鼻の下にひげをたくわえている』、つまりHe grows mustache.『彼は口ひげを生やしている』ということである」(p.84)というのも、気づいていなかった。 最後に、昭和のおじさんによるうんちく話で、中学生くらいの時に、何かの、昭和のおじさんが書いた本でkennelが「犬が寝るところ」で「犬小屋」というのは知っていたが、他にも「sentinel(歩哨)を『戦地寝る』」(p.187)というのもあるらしい。たぶんもう忘れない単語なると思う。 という、ことわざの英語を切り口に英語の色んな表現について学べる本。(20/06/13)
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