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科学史を考える 科学全書22
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科学史を考える 科学全書22

大沼正則(著者)

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科学史を考える 科学全書22

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 大月書店
発売年月日 1986/12/18
JAN 9784272401222

科学史を考える

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2020/08/13

マルクス主義の立場から、科学および技術をめぐるさまざまな論争などについて考察をおこなっている本です。 著者は、戦前の唯物論研究会を中心とする、いわゆる技術論争について検討をおこなっています。相川春喜は、生産力と生産関係の矛盾をめぐるマルクスの議論にもとづいて技術を考察する視点を...

マルクス主義の立場から、科学および技術をめぐるさまざまな論争などについて考察をおこなっている本です。 著者は、戦前の唯物論研究会を中心とする、いわゆる技術論争について検討をおこなっています。相川春喜は、生産力と生産関係の矛盾をめぐるマルクスの議論にもとづいて技術を考察する視点を示し、著者はこの洞察を引き継ぎながら、柴谷篤弘、村上陽一郎、廣重徹らの「反科学論」のたちばを批判しています。「反科学論」においては、自然科学に機械論が「つくりつけ」になっており、いわば科学の原罪としてその偏った自然観が理解されることになりますが、そうした立場は階級問題を無視して科学そのものを悪とみなす誤りに陥っていると著者は批判します。さらに、そうした科学的世界像を克服することを試みたニューサイエンスやポストモダンの諸思想などについても、マルクス主義の立場から批判が展開されています。 著者の立場は教条的な史的唯物論というべきでしょう。おそらく現代では、本書の内容に興味をもつ読者は多くないと思いますが、個人的にはマルクス主義の科学論にもとづく科学史および技術史の概要を学ぶことができるという意味で、おもしろく読みました。

Posted by ブクログ