天風先生座談

宇野千代(著者)

• 販売会社／発売会社: 二見書房
• 発売年月日: 1995/04/25
• JAN: 9784576000053

商品レビュー

2016/09/11

尊く、強く、正しく、清く生きる！
消極的な感情・情念は、弱アルカリ性の理想的な血液と淋巴において酸を増やし、その結果として、黴菌を増やす。
怒るな、嘆くな、恐れるな、憎むな、恨むな、羨むな‼︎

2013/01/04

就寝前のフォトリーディング。宇野千代による天風講演の書き起こし。とても爽やかな印象。天風自身による著書ではないが、天風の書いたものの時と同じような爽快感があった。実際の文体も天風の語り口調を大切にしながら書き起こされているようだ。ただ紙が厚くてめくりづらい。余白も多い。本書はハードカバーだが、おそらく普通の単行本や文庫本にしたらとても薄いものになるのだろう。
高速リーディング。とても面白く語る天風の講演記録の書き起こし。何年も前に図書館から借りて読んだ。天風を知らない人にはとてもちょうど良い入門書。面白おかしく語り、叱咤激励されて、自分も元気になれるように願える本。結局自分の努力で元気になり、自分の努力で神を知ったつもりになっているところが天風の限界であり、聖書的ではないところだが、とても面白い。聖書の預言のとおり、人の努力で神を知った気になれば、世界統一宗教の罠にはまって神を見失うだろう。その危険があるので星は四つとするが、キリスト者が訴えるべき聖書の教えを神抜きにして訴えているという意味において、キリスト者も読むべき本であると思った。

2011/02/27

・自分だけの独り決めの観念で、「そりゃァ、人間はいっぺんは死ぬよ。」というようなことを平気で言っていて、やがて自分もその運命に見舞われる一人だということを、真剣に考えない。
・いつか時がくれば、どうしても眼のさめない朝が来る。
・どうせ人間生きているうちは、何かしなければならないとしたら、自分の体のためになることをした方がいいだろう。
・事情はどうあろうとも、われわれの思い方考え方が少しでも消極的である場合は、直ちに、我々の生きる肉体生命の上に、驚くべき、良くない変化が現れてくる。
・肉体に病があろうと、心まで病ませる必要がどこにあるか。
・夜の寝床の中だけは、神の懐の中へ入ったような、穏やかな気持になってごらん。今夜から、寝がけだけは絶対に尊い人間になるんだ。