商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 1986/11/01 |
JAN | 9784488230012 |
- 書籍
- 文庫
眼下の敵
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眼下の敵
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商品レビュー
3.6
5件のお客様レビュー
1943年の大西洋を舞台に、ドイツ潜水艦とイギリス駆逐艦との一対一の闘いを描いた有名な戦争小説の一つだが、期待が大きすぎたのか肩透かしを食らう。「相手の手の内を読み、裏をかく」という、一歩間違えれば死の駆け引きが展開されていくのだが、どこか牧歌的で緊張感に欠けるのだ。恐らくそれは...
1943年の大西洋を舞台に、ドイツ潜水艦とイギリス駆逐艦との一対一の闘いを描いた有名な戦争小説の一つだが、期待が大きすぎたのか肩透かしを食らう。「相手の手の内を読み、裏をかく」という、一歩間違えれば死の駆け引きが展開されていくのだが、どこか牧歌的で緊張感に欠けるのだ。恐らくそれは、淡々とした筆致にあるためで、しかも艦船独自の呼称や記号が多用されることにより、スピード感と臨場感が失われている。敵対する両艦長の造型も薄く、人間的な魅力に乏しい。
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- ネタバレ
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イギリスの駆逐艦ヘテカと艦長ジョン・マレル、ドイツの潜水艦U121と艦長ペーター・フォン・シュトールベルク。第二次大戦中の大西洋でU121をヘテカが発見し追跡に移る。ここからこの二艦と船長二人の戦いが始まる。互いの腹を探りあい、先を読んで先手を打つ。艦の乗組員の命をかけて闘い、それが大戦の行く末も左右する。最後には双方艦を捨て殴り合いとなるが、イギリスの艦隊が駆けつけてイギリス側の勝利となる。
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10数年ぶりの再読。 映画『眼下の敵』の原作。 連合軍駆逐艦 vs ドイツ U-Boat の1対1の死闘。 前回読んだ時は駆逐艦側のワンサイド・ゲームのように感じられた。 再読してみて、U-Boat側には進路を変えられない事情や 減り続ける電池容量、汚れていく艦内の酸素といった ...
10数年ぶりの再読。 映画『眼下の敵』の原作。 連合軍駆逐艦 vs ドイツ U-Boat の1対1の死闘。 前回読んだ時は駆逐艦側のワンサイド・ゲームのように感じられた。 再読してみて、U-Boat側には進路を変えられない事情や 減り続ける電池容量、汚れていく艦内の酸素といった ハンディキャップが重くのしかかっていながら、 駆逐艦と渡り合っていたことに今更ながら気が付いた。 作中でも幾度となく触れられていたが、 駆逐艦の対潜水艦戦闘は複数隻で行うのが原則とのことで、 単独で行うのはレア・ケースらしいが、その設定のおかげで 彼我の艦長同士の頭脳戦を楽しませて頂いた。
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