ベルサイユのばら(集英社C文庫版)(4) 集英社C文庫

池田理代子(著者)

• 内容紹介: ※新装版がお届けになる場合がございます。
• 販売会社／発売会社: 集英社
• 発売年月日: 1994/12/01
• JAN: 9784087482232

商品レビュー

2025/01/31

4巻は、もうオスカルの回です！

美しき愛のちかい
みぶからえらんだ道を

ベルばらを読んでいて、今までで一番ドキドキした。
最後になってしまったけど、
真のふたりが繋がって本当に良かった。
とっても美しかった。
オスカルが「もう生きられない。1人では」と。
オスカルとアンドレの見開きページもあり美しかった。

マリーアントワネットの息子、次男の
ノルマンディー公　ルイ・シャルル・カベー四才が出てきたのだが、
あまりにも可愛くで驚いた。p.75
長男は病気で亡くなってしまうが、葬儀をするお金ないぐらいになっていた。

オスカルの肖像がでら、
「心、優しく暖かい男性こそが、親に男らしい頼りになる男性なのだと言うことに気づく時、大抵の女は既に年老いてしまっている」
名言

2024/03/09

3/9（土）読了。ベルサイユのばらの本領発揮。とんでもない大作。神マンガ。オスカルとアンドレの美しすぎる圧倒される大恋愛。重たくて悲しくて素敵だった。とんでもない大作だった。

2020/12/30

ルイ16世は三部会を招集。平民たちに賛同する貴族も現れ、国民議会が宣言される。しかし国王はこれを認めなかったため、平民たちの間に不満が蓄積されていく。

皇太子ルイ・ジョゼフが病死。しかしひっ迫した宮廷には華やかな葬儀を行う金はない。

失明したアランに魅かれ、また平民に厳しくあたる近衛兵に疑問を持ち、オスカルのアイデンティティは激しく揺らぎはじめる。

いよいよバスチーユで平民が蜂起する。丸腰の民衆に発砲する王の軍隊にいよいよオスカルたちは反乱する。

オスカルはアンドレとついに結ばれるが、その矢先にアンドレは戦闘で命を落とす。慟哭するオスカル。

舞い上がる花びら、ポエティックな内語はいうまでもなく、コマぶちぬき全身カット、内面と現実の混合表現など、おそらく当時としては画期的な手法を用いドラマが演出されていく。有名なアランとオスカルのベットシーンだけでなく、首つり自殺や戦闘で主要な登場人物が死ぬなど、少女漫画ではタブーだったテーマに果敢に挑んでいく作者の思い切りが、新たな表現を生んだのだろう。