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ベルサイユのばら(集英社C文庫版)(4) の商品レビュー

4.7

17件のお客様レビュー

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2024/12/08

体調があまり良くない中、一日かけて読みました 「わたしの屍を越えていけ」 「千の誓いがいるか 万の誓いがほしいか」 名言炸裂

Posted byブクログ

2024/03/09
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3/9(土)読了。ベルサイユのばらの本領発揮。とんでもない大作。神マンガ。オスカルとアンドレの美しすぎる圧倒される大恋愛。重たくて悲しくて素敵だった。とんでもない大作だった。

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2021/01/21
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ルイ16世は三部会を招集。平民たちに賛同する貴族も現れ、国民議会が宣言される。しかし国王はこれを認めなかったため、平民たちの間に不満が蓄積されていく。 皇太子ルイ・ジョゼフが病死。しかしひっ迫した宮廷には華やかな葬儀を行う金はない。 失明したアランに魅かれ、また平民に厳しくあたる近衛兵に疑問を持ち、オスカルのアイデンティティは激しく揺らぎはじめる。 いよいよバスチーユで平民が蜂起する。丸腰の民衆に発砲する王の軍隊にいよいよオスカルたちは反乱する。 オスカルはアンドレとついに結ばれるが、その矢先にアンドレは戦闘で命を落とす。慟哭するオスカル。 舞い上がる花びら、ポエティックな内語はいうまでもなく、コマぶちぬき全身カット、内面と現実の混合表現など、おそらく当時としては画期的な手法を用いドラマが演出されていく。有名なアランとオスカルのベットシーンだけでなく、首つり自殺や戦闘で主要な登場人物が死ぬなど、少女漫画ではタブーだったテーマに果敢に挑んでいく作者の思い切りが、新たな表現を生んだのだろう。

Posted byブクログ

2020/09/24
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オスカルとアンドレの恋愛が大爆発する4巻ですね。 この巻が一番好きです。 とにかく言葉が綺麗。 モノローグがもはや詩で、ありとあらゆる美しい言葉を並べた感じがします。 恋愛とは、純愛とは、かくも美しいものなのだと教えていただけました。 それにしても美しい男が死ぬのは辛すぎる。 アンドレが死んだところで私は泣いたけれど、これを当時リアルタイムで連載を読んでいた人はどれほどの悲しみだっただろうかと思ってしまいます。

Posted byブクログ

2019/09/29

貴族と平民との溝が深刻になり、物語はいよいよ佳境に入っていきます。 オスカルの信念は揺らぐことなく、また人間としての魅力も溢れ、どんどん輝かしく・強く・美しい人間になっていきます。 この巻を読めば男も女もみんなオスカルに恋してしまうのでは、と思うほどです。 この巻の一番の見どころ...

貴族と平民との溝が深刻になり、物語はいよいよ佳境に入っていきます。 オスカルの信念は揺らぐことなく、また人間としての魅力も溢れ、どんどん輝かしく・強く・美しい人間になっていきます。 この巻を読めば男も女もみんなオスカルに恋してしまうのでは、と思うほどです。 この巻の一番の見どころはオスカルとアンドレの関係性ですが、個人的にはアンドレとアランの関係性も見どころだと思います。

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2017/06/09
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オスカルとアンドレが、ついに結ばれる。 男と女の間で、貴族と平民の身分の間で、苦しんできたオスカルが答えを出す。 人の心は自由。そして心だけでなく人間はその全てが神の下に平等であり自由なのだと。 革命の風を受け、革命に同化していくオスカルの変化が、アンドレと結ばれる事を可能にした。しかし、アンドレはオスカルを置いて逝ってしまう。自由を手にするのは、それほど簡単な事ではなかった。 一方、アントワネットは自分のしてきた事が軽率な行動であった事に気付く。子ども達を守る事、王室を守る事を決意する。しかし、民衆をおさえるだけの力も知恵も、王室には残っていない。 次回、ついに最終巻。 巻末の文学論的な解説が、興味深かった。

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2017/01/24
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 三部会開催、国民会議の形成、そして内乱へ。フランス革命は民衆の不満というマグマを噴き上がらせ、血で血を洗う戦いへとその歩みを進める。もはやアントワネットの後悔も女王としての矜持も傲岸さも、その歩みを塞き止めることは叶わない。その中、オスカルは、貴族としての有り様、民衆の実態を知り苦悩し続ける。そして、孤独と寂寥を託つオスカルの傍ら、光を失いつつあるアンドレは、その実を秘し、女の心を支え続けるのだ。こんな男、いないよ、というのは勿論だが、一方、オスカルの求愛が、心の甘えを自責する自らを「愛してくれるか」だ。 そして、言葉を重ねる。「生涯かけて私一人か」「私一人を愛しぬくと誓うか」と。これまた凄い台詞である。そして、2人は……。◇そう。貴族と平民の平等が革命によって実現できる。オスカルはアンドレとの2人の未来を思い描けるに至ったその時、……。心憎いばかりの展開に汗握らせる手が乾かない。

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2016/02/20
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オスカルの肖像画。 見えないアンドレの胸中にある肖像が最も美しく嬉しい、という場面はアニメのほうが素敵だった。(いらんこと言いのアンドレには笑えたが) 決戦の前夜、みずからの部屋にアンドレを招き入れ、おまえの妻にと願うオスカル、これは漫画のほうが素敵。

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2015/12/15

どんどん追い詰められていくマリー王妃と貴族たち。 オスカルとアンドレとの永遠の愛の誓い。 その直後に訪れる悲しい結末・・・

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2015/03/18

2015年3月18日読了。フランス国家の借金を巡り貴族・僧侶・平民の代表が議論する「三部会」が開催される。王政崩壊を望み平民と手を組む貴族が現れる中、近衛軍は平民たちに向け発砲し…。劇的な第4巻。戦争をめぐり舞台のフランスが大いに激動するさまが描かれるが、それより何より「女として...

2015年3月18日読了。フランス国家の借金を巡り貴族・僧侶・平民の代表が議論する「三部会」が開催される。王政崩壊を望み平民と手を組む貴族が現れる中、近衛軍は平民たちに向け発砲し…。劇的な第4巻。戦争をめぐり舞台のフランスが大いに激動するさまが描かれるが、それより何より「女としての幸せ」「武官としての誇り」を巡るオスカルや彼女への愛を隠せないアンドレの悩みの方がよっぽど深い深い。「バスティーユ牢獄襲撃をきっかけにフランス革命勃発」などと言われてもピンとこないが、このマンガを読んでおけばこの時代の世界史がまさに目に浮かぶように、ありありとイメージできるというものだ。

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