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雨宮さん(特別版)(3)
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雨宮さん(特別版)(3)

あらゐけいいち(著者)

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雨宮さん(特別版)(3)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2026/10/09
JAN 9784091795281

雨宮さん(特別版)(3)

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2026/10/18

大なり小なり自分が好きなこととして「ものづくり」に取り組んでいる人は必読。 まず、私はクリエイターに焦点を当てた物語が基本的に好きではない。 1つに、作中で「これがこの世界では傑作/駄作とされています」という前提のもと作中作が見せられると白けてしまうから。その架空の作品を巡って...

大なり小なり自分が好きなこととして「ものづくり」に取り組んでいる人は必読。 まず、私はクリエイターに焦点を当てた物語が基本的に好きではない。 1つに、作中で「これがこの世界では傑作/駄作とされています」という前提のもと作中作が見せられると白けてしまうから。その架空の作品を巡って議論なんかし始めたら、もう悶絶のレベルである(ほとんど作品の絵・文章が見えないなら症状は軽い)。 2つに、創作の物語あるあるで、途中でその周辺の細々した障害が頻繁に登場し始めるのが好きじゃないから。自分がしたいことと求められていることの兼ね合いだとか、予算的にどこのクオリティーを妥協するだとか、賞レースがどうとか。どれも「ものづくり」の核から離れた話で、なんだか水を差されたような気持ちになって、読む気がなくなってしまう。その点「ルックバック」はものづくりをする姿を、誰かに何かを届けようとする姿を力強く描いた作品だったから、傑作だと思っているし大好きな漫画なのだけれど(作中作の問題も、学級新聞というカジュアルなフォーマットだったから気にならなかったのかも)。 「雨宮さん3」もまた理想的なクリエイター漫画だったと思う。 コミカルなあらゐけいいちワールドの中で展開されることで、「良作」とされる作品が登場しても、そこにはいい意味での〝軽さ〟があったから、すっとその前提を飲み込めた(トリュフォーの「アメリカの夜」が好きなのも同じような理由かも。あれにもコミカルな雰囲気があった)。まあ本作でも登場する作品が学級新聞だったからというのもあるかも。 そして頭から尻まで「創作することの喜びと熱意」を貫いていることが嬉しかった。途中で評論ドクロという中々の強敵が現れて恐怖のアンチコメ攻撃を食らったりもするけど、その反撃はそこに繋がる言葉に他ならない。ものづくりの核とは、一にも二にも「好き」という気持ちであるはずで、だから雨宮さんの「私は私の好きが大好きだ」というセリフは、それを端的に的確に言い表せた言葉だったと思う。 「ものづくり」への愛おしい気持ちを、あらゐけいいちのポップでキュートでまっすぐなストーリーで読めたことは、とても嬉しい。 私は、あらゐけいいちの好きが好きなのだと、改めて感じることができた。

Posted by ブクログ

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