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ゾンビ回収婦
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2026/07/09 |
| JAN | 9784065441121 |
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ゾンビ回収婦
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商品レビュー
3.2
107件のお客様レビュー
第175回芥川賞受賞作。 AIに仕事を奪われた夫婦。夫は演奏旅行と称して早々に退場し、妻は夫が残したヘッドセットを用いてVRの世界に没入しゾンビ回収婦としての生活に勤しむが、そこで何を感じ考え、現実の生活はどうなるのか…といったようなことがさまざまな比喩を感じさせる抽象度の高く...
第175回芥川賞受賞作。 AIに仕事を奪われた夫婦。夫は演奏旅行と称して早々に退場し、妻は夫が残したヘッドセットを用いてVRの世界に没入しゾンビ回収婦としての生活に勤しむが、そこで何を感じ考え、現実の生活はどうなるのか…といったようなことがさまざまな比喩を感じさせる抽象度の高く入り組んだ表現で記述されていきます。 単にVRゲームの世界なのではなくゾンビを撃つFPS的なゲームの世界が舞台として選ばれておりゾンビが重要なモチーフであること、主人公が扮するのも惹かれるのもゲーム世界のプレイヤーではなくNPCであるということ、普通にゲーム世界を想像する限りではおよそ必要だとは思われないゾンビ回収という仕事が描かれることなど、物語を構成するさまざまな要素が現代社会のさまざまなメタファーであるように読めますが、何をどこまで意図して伝えようとしているのか明快に伝わってくるという類の作品ではありません。その辺りは好き嫌いのわかれるところかと思います。 個人的にはAIに仕事を奪われる前から現代社会に生きる我々は現実世界においてもとっくにゾンビ化しているのではと感じるのでそのようなメッセージを勝手に読み込んでしまいましたが、AIとともに生活することがかなり浸透してきている昨今、この作品が芥川賞を受賞し、どのように読まれるのかということの想像も含めて楽しかったです。
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日本大学図書館生物資源科学部分館OPAC https://brslib.nihon-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1000348708
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AIに仕事を奪われた女性がゾンビ世界を題材としたVRゲームにのめり込むという導入から、アイデンティティとレゾンデートルの崩壊と構築についてを語る純文学作品。自己存在を認めるためには何が必要なのか、それとも本当は何も必要ではないのではないか、認めようと悩む在り方こそ人間であり、人間...
AIに仕事を奪われた女性がゾンビ世界を題材としたVRゲームにのめり込むという導入から、アイデンティティとレゾンデートルの崩壊と構築についてを語る純文学作品。自己存在を認めるためには何が必要なのか、それとも本当は何も必要ではないのではないか、認めようと悩む在り方こそ人間であり、人間であるという一点においてその生は肯定されるべきではないのか、自己を認めるために何かが必要なのであればその何かをあくまで求めるべきではないか。 普遍的なテーマを、未完成のゾンビVRゲームという暗い世界を舞台としながら、前向きに語っていて元気づけられた。話の展開も面白かったし、ちょっとしたユーモアも読み易く、実際仕事なんて皆が相互に関わるための照れ隠しなんじゃないという部分はとても素敵な文章だし、特にラスト付近のアラスカの初語の話は熱いものを感じた。 良作!!
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