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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2026/04/22 |
| JAN | 9784065432402 |

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商品レビュー
4.8
5件のお客様レビュー
読み進めるにつれ、上巻では見えていなかったフランソワの日常の表情や、周囲と自然に過ごしている姿が見えてくる 本当は最初からそこにあったものが、主人公の変化によって見えるようになっていく構造が良かった そのおかげで、下巻を読んだ後には上巻そのものまでより魅力的に感じられた 人は生...
読み進めるにつれ、上巻では見えていなかったフランソワの日常の表情や、周囲と自然に過ごしている姿が見えてくる 本当は最初からそこにあったものが、主人公の変化によって見えるようになっていく構造が良かった そのおかげで、下巻を読んだ後には上巻そのものまでより魅力的に感じられた 人は生きていく中で少しずつ心の形が変わっていくし、その変化した形に二人が合わせていく過程が心地よかった 無理に理解し合うのではなく、丁寧に時間をかけて距離が変わっていく描写が印象的だった 上手くいかない時のやるせなさ、不運そのものというより“不運を受け止め続ける労力”に強く共感した 絶望の淵にいる時は、良いことがあってもすぐ悪い方へ引き戻される それでも少しずつ前後しながら前に進んでいく、「前向きな後ろ向き」が自分にはとても刺さった
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《絶望の淵に立たされた時、人はどう生きる力を取り戻していくのか》 SNSで見掛けて気になった作品。 パリを代表する舞台俳優・フランソワは交通事故に遭い下半身不随に。秘密の関係を経て彼と結ばれるはずだった若き恋人・エレオノールは未来の全てをなげうち、彼を支えようとするがー…。 ...
《絶望の淵に立たされた時、人はどう生きる力を取り戻していくのか》 SNSで見掛けて気になった作品。 パリを代表する舞台俳優・フランソワは交通事故に遭い下半身不随に。秘密の関係を経て彼と結ばれるはずだった若き恋人・エレオノールは未来の全てをなげうち、彼を支えようとするがー…。 物語が始まる前のページから引き込まれた。 「空、はてしない青」の読者なら、きっと「あ!」ってなるハズ。 この名言、めちゃくちゃ好き。 今作も設定がすごい…! 法的に見ればレオはフランソワのそばにいる必要はないわけで、フランソワもレオにそれを強制することはできない。 お互いに離れたければいつでも離れられる関係。 夫婦、親子など法的にも制度的にも結びついた関係だったら義務も責任も伴うし、面倒を見ることはある意味当たり前のことなのかもしれないけれど、(むしろ放棄するなんて…ってなりそう)この関係性だと決して当たり前のことではなかったと思う。 だからこそ、自発的にフランソワと関わろうとするレオの姿に胸を打たれたし、自分だったらどうするのかを考えさせられた。 心理描写が繊細で、読んでいる間中胸が詰まりそうなのに物語の進め方にはすごくエンタメ性があって、次で何が明かされるのか、この人はどう変わっていくのか、と推進力がすごくて、読む手が止まらなかった。 絶望の描き方が容赦ないからこそ、小さな変化や人との交流がめちゃくちゃ効いてくる。 そして綺麗事だけではない、支える側・支えられる側双方の厳しい現実の描写がフィクションでありながらノンフィクションのような生々しさで胸に迫った。 頑張れば立ち直れる!という単純な物語ではなく、 小さくて具体的な愛の積み重ねが、もう動けなくなっていた人を少しずつ立ち上がらせていくところが胸にグッときた。 人は、一人では生き直せない。 でも、人と関わることで、もう一度歩き出せるのかもしれない。 「空、はてしない青」に通ずるような作品で、読後感も近く感じた。
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本書『立ち上がる時』は、2026年本屋大賞の翻訳小説部門で第1位を受賞しました『空、はてしない青』の著者メリッサ・ダ・コスタの作品です 『空、はてしない青』は、若年性アルツハイマーと診断され余命2年を宣告された青年が最後の旅に出る感動作です 死に向かっていくなかで描かれている...
本書『立ち上がる時』は、2026年本屋大賞の翻訳小説部門で第1位を受賞しました『空、はてしない青』の著者メリッサ・ダ・コスタの作品です 『空、はてしない青』は、若年性アルツハイマーと診断され余命2年を宣告された青年が最後の旅に出る感動作です 死に向かっていくなかで描かれている感情や描写、その美しい静けさが印象的でした 一方、『立ち上がる時』は荒々しい感情が感じられる一冊です パリ代表する舞台俳優としてキャリアの絶頂にいたフランソワ 美術系の学生で、劇団を愛し、劇場の案内係をしているエレオノール 激しい恋に落ちたふたりは肉欲に溺れ、周囲の心配をよそに、フランソワは妻と離婚してエレオノールと暮らすことになる その矢先、フランソワはバスにはねられ下半身不随になってしまう── そこからはふたりが再生していくまでの出来事が描かれています それは美化された物語ではありせん 下半身が麻痺している感覚、仰向けに寝たままの病院生活、過酷なリハビリ、一変する性生活、車椅子に適合していない環境、他者への依存、連絡が途絶えていく友人たち… その中で、苦しさに耐えられず現れてくる暴力的な感情、激しい怒りの数々、相手のことを思えば思うほど生まれる気持ちのすれ違い この辛さに私自身、何度本を閉じようかと思ったことでしょうか しかし、読む手が止められませんでした ふたりの再生に向かって、「よっこらしょ」と立ち上がる時もないままに上巻364ページ、下巻357ページを一気読みです きっとメリッサ・ダ・コスタは伝えたかったのだろうと思います 立ち上がる時は「よっこらしょ」のかけ声も大事だが、誇り高く、美しく、凛として立ち上がりなさい 病気や障がい、さまざまな困難にぶつかっても信じた相手とともに立ち上がりつづけなさい と
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