商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2026/04/22 |
| JAN | 9784065432402 |
- 書籍
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商品レビュー
4.5
16件のお客様レビュー
•後半の後半に来るまでの長さと重み •共有する実体験とおそらくそうであろう未体験のそれぞれへの怖れ •それだけにその後の展開と期待 •ついにこの時が本当に来たんだという震え •絶望と希望と忍耐の浮き沈み、とりまく人びと、レオの深さ •ありありとそれぞれの感情に浸った
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事故によって下半身不随となった俳優フランソワ。その絶望感は計り知れない。それまでの人生を突然奪われ、自分の身体も、仕事も、これからの人生も何もかもが変わってしまう。そんなフランソワを、レオはそばにいて支えようとする。 けれど、読み進めるうちに「この2人はもうダメなのでは」と思う...
事故によって下半身不随となった俳優フランソワ。その絶望感は計り知れない。それまでの人生を突然奪われ、自分の身体も、仕事も、これからの人生も何もかもが変わってしまう。そんなフランソワを、レオはそばにいて支えようとする。 けれど、読み進めるうちに「この2人はもうダメなのでは」と思う場面が何度もあった。二人はあまりにも傷つけ合う。それなら、いっそのこと別れたほうがいいのではないか、と。 それでもレオは別れることを選ばない。 もしかしたら二人は、傷つけ合っていたのではなく、お互いの弱さや醜さ、怒りや絶望までさらけ出し、「こんな私でも、こんな俺でも、それでもそばにいてくれるのか」と訴えていたのかもしれない。 けれど、二人だけではきっと潰れていただろう。レオには一人の時間や両親のもとに戻る場所があり、フランソワにも気持ちを受け止めてくれる人がいた。 愛する人がどれほど大切でも、その人一人ですべてを支えることはできない。支える側にも、支えてくれる誰かが必要なのだと思う。それも「支えてあげる」と前面に出るのではなく、「いつでも来たらいいよ」と、さりげなくそこにいてくれる人。 愛があればすべてを乗り越えられる、という物語ではない。愛していても疲れるし、憎らしくなるし、逃げたくなる。それでも、そこからどうやって立ち上がっていくのか。 「元には戻れない。でも、それでもここから生きていく」。そんな再生の物語。 そして、何よりかっこいいと思ったのが、フランソワの元妻イサベル。自分を裏切った二人に怒りや憎しみを抱きながらも、最終的には二人を支える。 「赦す」とは、過去の傷をなかったことにすることではない。傷つけられた事実を抱えたまま、それでも目の前の人を見捨てないことなのかもしれない。 読み終えて、ふと思いました。 私にはそんな居場所があるのだろうか。 そんな居場所になれるだろうか。
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この作者は天才だ、永遠に光の見えない闇のトンネルにいるような感覚から、最後のセリフで鳥肌が立った。前作の次にこのレベルを書いてくるこの作者を一生追いかけようと思います。
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