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作家と編集者 創元文芸文庫
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作家と編集者 創元文芸文庫

アンソロジー(著者), 錦見映理子(著者), 蝉谷めぐ実(著者), 藤野恵美(著者), 乗代雄介(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2026/03/30
JAN 9784488803193

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2026/04/04

『作家と編集者』というタイトルから、早見和真さんの『小説王』のような熱いお仕事小説を想像していた。ところが、一話目の錦見映理子さん「邪悪な香り」でいきなり背筋がゾクゾク……。なんだか寒くなってきた。風邪か? いま季節は春なんだけどなと思いつつ。 新人作家・鷹柳をデビューさせよう...

『作家と編集者』というタイトルから、早見和真さんの『小説王』のような熱いお仕事小説を想像していた。ところが、一話目の錦見映理子さん「邪悪な香り」でいきなり背筋がゾクゾク……。なんだか寒くなってきた。風邪か? いま季節は春なんだけどなと思いつつ。 新人作家・鷹柳をデビューさせようと奔走する熱血編集者の話かと思いきや、漂ってくるのは不穏な空気と怪しいオピウムの香り。次第に狂気の世界へ足を踏み入れていく編集者・安曇、そして作家・鷹柳の正体とは? 夢か現実か、境界線が溶けていく物語にぐいぐい引き込まれる。 作中作のタイトルに、「もしかして、そういうこと!?」と鳥肌が止まらない。こんな作家と編集者の関係、怖すぎでしょ! ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ 対照的に、三話目の藤野恵美さん「行きて帰りし物語」には、もしかして私小説?と思わされるも救われた感じがする。 厳しい編集者の「子供に砂糖菓子みたいな本ばかり与えていいのか」という言葉が深く心に残る。娯楽が溢れ、勉強や部活、習い事、子供たちが本を読む暇もなくなっちゃうよね。 読書離れは社会や大人の責任なのかもしれない……なんて、ちょっと真剣に考えさせられた。 それでもやっぱり、読書の面白さを知ってほしい。タイトルの『行きて帰りし物語』、あるファンタジー物語の副題になっているとか。 かつて敬遠したことに再挑戦する作家・夢咲のラストの清々しさに「あぁ、そういうことだったのか」と納得。爽やかな読後感だった。 以前読んだ『ハルさん』も良かったけど、この作品も面白かった。 作家と編集者が切磋琢磨し、これからも面白い作品を世に送り出してくれることを願っている。ただし、「邪悪な香り」のような関係にだ けは、くれぐれも気をつけてほしいものだ。

Posted by ブクログ

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