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長安のライチ
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長安のライチ

馬伯庸(著者), 池田智恵(著者), 立原透耶(監訳)

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長安のライチ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2026/03/26
JAN 9784163920887

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商品レビュー

4.2

15件のお客様レビュー

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2026/07/04

【長安のライチ】 馬 伯庸 著  「6月1日の楊貴妃の誕生日に、嶺南(広東省)の新鮮なライチを、長安(西安)まで運び献上せよ」という「命」を受けた下級役人(できなければ「死」)。これをどう遂行するかを書いた中国版“ミッション・インポッシブル”。すでに映画化されているようですが、...

【長安のライチ】 馬 伯庸 著  「6月1日の楊貴妃の誕生日に、嶺南(広東省)の新鮮なライチを、長安(西安)まで運び献上せよ」という「命」を受けた下級役人(できなければ「死」)。これをどう遂行するかを書いた中国版“ミッション・インポッシブル”。すでに映画化されているようですが、まさに映画に打ってつけの内容です。  「楊貴妃の何気ない一言から始まり、そして楊貴妃の一つの笑みで終わった」のですが、この二つの間に、どれほど多くの人の辛苦があるかを描いています。著者はパンデミックのときに、「決算! 忠臣蔵」「殿、利息でござる!」などの日本映画で下級役人から見た歴史を知り、その後、皇帝がライチを楊貴妃のために取り寄せたという唐の杜牧の七言絶句「一騎紅塵紀子笑(一騎の紅塵 紀子笑う)」で着想を得て、一気に書き上げたようです。  「宮使えはつらいよ」の世界と、中国ならではのお話し(権力が絶対、渡る世間は金次第)もあって、あっという間に読み終えました。帯には「中国のエンタメ王が贈る」「社畜アドベンチャー」とありますが、最終章では清々しさも感じさせる一冊です。

Posted by ブクログ

2026/07/03

生ライチを長安に輸送するという、ミッション・インポッシブルを押し付けられた社畜の奮闘記からの社畜ライマックスかと思いきや、それだけでは収まらない巨大な権力構造に呑まれる庶民の悲喜こもごもが見事でした。 なんだかライチが食べたくなってきた。

Posted by ブクログ

2026/06/23

 面白かった〜!ブク友さんのオススメで、図書館から借りた本。高校時代、世界史の資料集を授業そっちのけで眺めていた時に、ライチを運ばせた話が載っていて、驚嘆したことを思い出した。  もちろん、地図と首っ引き。参考にした地図帳も、この本の後に登録するので、気になる方はご笑覧あれ。 ...

 面白かった〜!ブク友さんのオススメで、図書館から借りた本。高校時代、世界史の資料集を授業そっちのけで眺めていた時に、ライチを運ばせた話が載っていて、驚嘆したことを思い出した。  もちろん、地図と首っ引き。参考にした地図帳も、この本の後に登録するので、気になる方はご笑覧あれ。  物語は、唐の時代、楊貴妃の為に生のライチを長安まで運ぶことになった小役人を主人公にすすんでいく。  嶺南(今の広州のあたり)の地から長安(今の西安)まで5000キロ。現在の飛行機輸送なら、味の変わらないうちに届けることはできるだろう。冷蔵保存法も発達しているから、今は日本で流通に乗っているし、一時期シェーキーズの食べ放題で、私は散々食べた。(ピザよりもライチが目当てだったあの頃)    だが、唐代。楊貴妃の時代、安史の乱(AD 756)の頃。道も発達していないし、一番早い機動力が馬。隋の煬帝が運河を開削しており、舟での行き来はできるが、嶺南までは通じていない。茘枝は摘んでから3日で悪くなる。詰んでるやんコレ。  という、どうしようもない状態からの、大逆転を目指し、数字を駆使し、鮮度を保つ為の実験をし、経路を考え、実際に試験走行をする。  「上がアホやから…」と言った阪神の選手もいたが、今も昔も下っ端が走り回る事に変わりはない。皇帝が妃の一人の機嫌を取る為だけに命じた「生のライチを届けよ」。押し付けられた主人公は、知恵の限りを絞って、長安まで届ける方法を捻り出す。  「比翼の鳥、連理の枝」『長恨歌』の一部が記憶から飛び出してきた。歴史も地図も苦手だったけど、史記本紀やら杜甫や李白や白居易やら、高校から大学にかけて結構読んでいたためか、内容はするする頭に入ってくる。  文章は翻訳ものなので、いかんせん引っかかる部分があるのは否めない。が、そんな事は吹き飛ぶくらい面白かった。  中国物に拒否感のない方には、ぜひオススメ。特に、お仕事で、理不尽な事を押し付けられ、悩んでいる人に読んでもらいたい物語。爽快感!  よし、『両京十五日』にも手を出してみようかな。

Posted by ブクログ

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