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若林正恭(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2026/02/20
JAN 9784163920665

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商品レビュー

4.2

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2026/05/13

部活青春モノとしての王道の熱血さも爽やかさもなく、 キラキラしているわけでもなく、 甘酸っぱいわけでもなく、 中途半端な感じが妙にリアルで、 しかも時代背景が自分の青春時代と近いせいもあるのかもしれない。 本人は否定しているようですが、これはもう若林の私小説なのでは…。 どうした...

部活青春モノとしての王道の熱血さも爽やかさもなく、 キラキラしているわけでもなく、 甘酸っぱいわけでもなく、 中途半端な感じが妙にリアルで、 しかも時代背景が自分の青春時代と近いせいもあるのかもしれない。 本人は否定しているようですが、これはもう若林の私小説なのでは…。 どうしたって、アリと重なりますけどね。 すごいのが、私はスポーツに夢中になったことは一切なく、 しかもアメフトなんて全くわからないのに、 試合の描写に勢いと熱があって、私でもイメージができるのがすごい。 友情やら仲間との絆も描かれているけど、距離感の描き方がちょうどよいの、暑苦しくないのに熱い! 例えば河瀬(作戦担当)とアリの関係性なんてめちゃくちゃ信頼し合ってるのに、 やり取りの軽さとか、相手への信頼の照れ隠しが、あぁ男子高校生ってこんな感じよねって、可愛くて微笑ましくてなんか安心する。 倫理の先生とのやりとりは面白かったです。 シーシュポスの岩を押す話。神を欺いたことにより、永遠に岩を山頂に押し上げるという罪を背負ったシーシュポス。山頂まで岩を運んでもまた岩は転げ落ちていくので、永遠に岩を運び続けるシーシュポスは悲劇なのか。という話の展開から。 「試合において、点数は勝敗を決める基準、時間の制約は本気を引き出す装置 でも、試合中に勝つことを諦めることはそれらの制約の自発的な解除で、解除後も本気で戦うとすると、自分で自分の行動や意味を決めなければならない。 大学受験に受かるか落ちるかのために勉強するんじゃなくて、勉強するんだと自分で決めてやった人は、受験勉強最中に死んだとしても、それは幸せな人なんだ(とカミュは言うの)」 のくだり、(↑文章ママ引用してないです)私もなんか泣けました。 生きる意味を教えてくれた先生。 物語は強くもない高校アメフト部の話なのに、最後の試合が壮大で深く真理を見つめるエピソードにつながる。 ラストに爽快感がきた笑 「セッ、ダーン、ハッ!!」

Posted by ブクログ

2026/05/12

トゥースして生きたい。いや、そうすると決めた。 最後はアツさに目頭も熱くなった。 トゥースはずっとし続けるものではなく、一発ギャグのように、あるタイミングで(お笑いにはフリがあるが)突発的にやってくるんだと。 そして、その時それまで積み上げたものが安定したり、少し崩れて作り直...

トゥースして生きたい。いや、そうすると決めた。 最後はアツさに目頭も熱くなった。 トゥースはずっとし続けるものではなく、一発ギャグのように、あるタイミングで(お笑いにはフリがあるが)突発的にやってくるんだと。 そして、その時それまで積み上げたものが安定したり、少し崩れて作り直したりというチューニングなようで前に進む節目なんだと。そう感じた。 そもそも日本のHIPHOPも好きでリトルトゥースなわたしはラジオも聞くしエッセイも全部呼んだし、でも若林正恭だし、と過度にならない期待を寄せて読んだわけですが。 そんな全ての経緯を無視してもこれは名著だ。それは数字が物を言ってるし、本の売れ行きは商業的な流れにも後押しされるとは思うが、本屋大賞のように書店員に推されるというのが本物である証拠だ。 著者の30年前に生きた時代の私小説な感じはあれど、この小説はアメフト、青春はあくまでも題材であって、本質はなかなか哲学的な本だと思う。 次作にも期待したいのは正直なところ。でもこの作品が生まれた背景を考慮すると、続編か?いやまったく別の…まあそれは何より体調第一でご本人の仕事ぶりに任せるとして。 生きていれば変化していく全てを、自分を見つめながら思考錯誤しながらあるがまま、目を背けず諦めず己の魂を込めて生きていこう。 トゥース!

Posted by ブクログ

2026/05/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

圧倒的な青春小説 アメフトのルールや基本がわかればもっとのめりこめたと思う。 男臭い感じで自分の高校時代もそうだったな。と思いながらも、ここまで全力ではなかったな。と感じたし、運動部の一度引退してからのあのなんとも言えないイライラと性欲、見栄みたいなものが混じった「ねばねばした青春」みたいな感じも懐かしかった。 また小説を書いてくれたら読みます。

Posted by ブクログ

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