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ほどなく、お別れです 遠くの空へ 小学館文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2026/01/07 |
| JAN | 9784094075373 |

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商品レビュー
4.3
78件のお客様レビュー
ほどなくシリーズ最新作。少し時間をかけながら、他の本を読む合間にひとつずつ読み進めていました。 映画を観て1巻からストーリーを知った上で読むと、今作のようにコロナ禍での坂東会館を中心とした一連の人物の変遷がわかり、共感できる場面が多かったです。 終盤のエピソードは今シリーズでは意...
ほどなくシリーズ最新作。少し時間をかけながら、他の本を読む合間にひとつずつ読み進めていました。 映画を観て1巻からストーリーを知った上で読むと、今作のようにコロナ禍での坂東会館を中心とした一連の人物の変遷がわかり、共感できる場面が多かったです。 終盤のエピソードは今シリーズでは意外なストーリーで、確かに明るく締めていくのも意表性をついて良いなと感じました。まだまだ次作が期待できるような第4巻だったと思います。 あとは、美空がディレクター試験に合格して良かったですね。
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シリーズ第四弾。 東京スカイツリー近くの葬儀場〈坂東会館〉を舞台にした、連作四話(&プロローグとエピローグ)が収録されています。 今回は「コロナ禍」が舞台となっていて、面会制限や葬儀の簡素化など、〈坂東会館〉のスタッフ達もこれまでと勝手が異なる事態に対応せざるを得ない状況が描...
シリーズ第四弾。 東京スカイツリー近くの葬儀場〈坂東会館〉を舞台にした、連作四話(&プロローグとエピローグ)が収録されています。 今回は「コロナ禍」が舞台となっていて、面会制限や葬儀の簡素化など、〈坂東会館〉のスタッフ達もこれまでと勝手が異なる事態に対応せざるを得ない状況が描かれています。 私事ですが、父が他界したのがコロナ禍の中だったので、当時の制限が多い中での見送りだった事を読みながら思い出しました。 そんな制約の多い時世だからこそ、遺族の心にどこまでも寄り添おうとする主人公・美空をはじめ、教育係の漆原さんや僧侶の里見さん、そして最古参スタッフ・水神さんの温かさが、より一層心に染み渡ります。 そして入社四年目を迎えた美空の成長にもご注目。 葬祭ディレクターの資格試験を巡る葛藤を乗り越え、様々な葬儀を経験して着実に前進していく彼女の姿にエールを贈りたくなりますね。 各話、ええ話なのですが特に印象深かったのが、表題作第四話「遠くの空へ」です。 美空の高校時代の美術部の顧問だった先生の葬儀がとても温かくて、こんな風に見送られるのって素敵だな・・と感じました。 終盤に描かれる、美空と夏海が力を合わせた絵の情景が今も鮮明に脳裏に浮かびます。 人の死というシビアなテーマを扱っているものの、重くならず、読み終えた後には遠くの空を見上げたくなるような優しく温かい気持ちに包まれるのも本作の魅力ですね。 漆原さんの過去も明かされて、今後美空との関係も発展するのか気になりますので、これからも続いてほしいシリーズです~♪
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第一作から順々に読んできたが、この作品が一番明るく読めた気がする。 というのも、この作品を読もうと気になってはいたのだが、なかなか本気にならずに時間が経っていて、読みたいと行動に移して学校の図書館へ行ったのは祖母の葬儀が終わってからだった。 その時はどことなく人の死に対して架空の...
第一作から順々に読んできたが、この作品が一番明るく読めた気がする。 というのも、この作品を読もうと気になってはいたのだが、なかなか本気にならずに時間が経っていて、読みたいと行動に移して学校の図書館へ行ったのは祖母の葬儀が終わってからだった。 その時はどことなく人の死に対して架空のものなような、自分とは遠いものだと思っていて、今も遊びに行けばいるんじゃないかと思ってしまう。祖母の死に対してうまく向き合えていなかった。 数ヶ月経った今は、はっきりもう祖母はこの世にはいないんだなと実感してきた気がする。 さて、ここまで三作出ていた中で、正直全部涙を流して読むほどだった。 けれど今回のは涙というよりも、他の三作より明るい印象で読み進めやすかった。 お葬式という要素が入る以上、悲しさがあるのは当たり前なのだが、それだけでなく、この話の視点となっている主人公美空の向き合い方もうまくなったのではないかと思った。 世界がコロナ禍に襲われて、美空たちもまたその影響を受けていたというのがすごく感じた点だ。コロナ禍で人の移動が制限されると、いくら家族でも会えなくなってしまう。そんな状況下で命を落としてしまう人だって少なくない。 また、家族のほんの少人数だけで行う葬儀が増えて寂しくなっているのも事実なのだろうなとわかる。 そんな中でも自分の家族をどう送り出すのか、経験を積んだ美空だからこそやり方が整然としてきていた。 成長の様子を窺えるというのが何よりも面白かった。 また、最後のエピソードでは葬儀=悲しみ、涙といった印象よりも、よりよく故人を送り出すというのがテーマになっており、新しい風が吹いているなと思った。人の死は突然だ。周りの人が混乱に陥いるのだって無理はない。けれども送り出す時は少しでも明るくしていたら、故人も見送る側も落ち着いて終わらせることができるのではないかと思う。 別れというのは突然だ。私たちも実際数年前はコロナに翻弄されて会える人にも会えない、そんな世の中だった。ここで出会えた人、産み育ててくれた人、ずっと見守ってくれていた人、自分を応援してくれている人にあぐらをかくことなく、感謝を伝えたり、尊敬の念を持って接していければなと改めて思った。せめて、誰かとのお別れの時に後悔のないように。何もかもが伝えられなくなる前に。
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