集団浅慮 「優秀だった男たち」はなぜ道を誤るのか？

古賀史健(著者)

• 販売会社／発売会社: ダイヤモンド社
• 発売年月日: 2025/11/20
• JAN: 9784478123683

商品レビュー

2025/12/05

著者が衝撃を受けた「魂の」報告書。その読み解きと背景にある重要な知見や論理、そこから受け取るべき意味、そしてシンプルな処方箋。シンプルといえど実践が容易でないところ、しかしそうありたいと強く思えるところは、名著「嫌われる勇気」にも通じる。
読了したいまは、著者の魂を浴びた気分です。何度も読み返そう。

2025/12/03

本書の冒頭でご本人も述べているように、古賀さんのこれまでの作品とは方向性が違いますが、違うからこそ古賀さんがこの作品に込めた｢本気さ｣を強く感じました。

本書で指摘されている集団浅慮に陥っている多くの日本企業の実態も、日本人の人権意識の低さも、残念ながら驚きというより腑に落ちる部分が多かったです。

古賀さんが覚悟を持って書き上げた本書が、世の中の流れを変えるきっかけになることを願います。

2025/12/03

フジテレビ問題の第三者委員会による報告書に関する書籍、という言葉に留まらない内容でした。

報告書を通して、
どの組織におこりうる問題のメカニズムと、
それに対してどう考えていくか？
が分かりやすく纏められています。

273pにわたる魂の報告書を世の人たちに広く知ってもらいたい、という著者の熱い思いに溢れおり、
報告書の要点をまとめるのが上手いのもさることながら、それに関わる論拠の肉付けも面白く、押し付けがましさを感じない優れたビジネス書でありました。

自分の置かれた組織での、えもいわれぬ気持ち悪さを紐解くのに必要な視点を与えてくれたことに感謝

集団浅慮と人権尊重、
この二言はセットで心に留めておこうと思います。