1,800円以上の注文で送料無料

落とされなかった原爆 投下候補地の戦後史 中公選書162
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍
  • 1207-04-00

落とされなかった原爆 投下候補地の戦後史 中公選書162

鈴木裕貴(著者)

追加する に追加する

落とされなかった原爆 投下候補地の戦後史 中公選書162

定価 ¥2,200

1,980 定価より220円(10%)おトク

獲得ポイント18P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2025/11/07
JAN 9784121101648

落とされなかった原爆

¥1,980

商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/12/03

原爆が投下されたヒロシマ・ナガサキ。一方候補地となりながら種々の偶然から投下を免れた都市もある。 8月9日悪天候だった小倉、県知事が次の目標になるとして8月11日全市民を疎開させた新潟、目標都市のリストから外れた翌日大空襲を受けた横浜、そして後に文化財を守るため空襲を受けなかった...

原爆が投下されたヒロシマ・ナガサキ。一方候補地となりながら種々の偶然から投下を免れた都市もある。 8月9日悪天候だった小倉、県知事が次の目標になるとして8月11日全市民を疎開させた新潟、目標都市のリストから外れた翌日大空襲を受けた横浜、そして後に文化財を守るため空襲を受けなかったという神話を生んだ京都。 それぞれの都市がそれらをどう受け止め反戦、反核の運動に結びつけたのかを検証した作品。 吉田守男「京都に原爆を投下せよ」を読んだ時の衝撃は忘れられない。本書はその時の印象を思い出させ、また発展させてくれる、深い内容であった。 やや抽象的な表現が多かったように思えるが、それぞれの都市が原爆に対し当事者意識を持っていく過程が、良く描かれている。 ヒロシマ・ナガサキに限らず被爆地となる可能性は世界中にあったし、今後もあるということはもっと知られて良いだろう。

Posted by ブクログ