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もつれ星は最果ての夢を見る
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
| 発売年月日 | 2025/10/28 |
| JAN | 9784569860008 |

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商品レビュー
4.5
5件のお客様レビュー
マリア&漣とは違うと知り期待半分で読み始め早速プロローグでつまづいた。同じ箇所を3回読んで理解してこの先大丈夫かと心配したが加速度的に面白くなって一気読みした。 なぜか懐かしく思ったのはソノラマ文庫を読んだときのワクワク感がしたから。SF小説でもありでもやはり秀逸な推理小説だった...
マリア&漣とは違うと知り期待半分で読み始め早速プロローグでつまづいた。同じ箇所を3回読んで理解してこの先大丈夫かと心配したが加速度的に面白くなって一気読みした。 なぜか懐かしく思ったのはソノラマ文庫を読んだときのワクワク感がしたから。SF小説でもありでもやはり秀逸な推理小説だった。 これはぜひアニメ化して欲しい。音声のついた3人のやり取りを見てみたい。
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★5 量子論、AI、宇宙… 壮大なSFなのに人が身近に感じられる物語 #もつれ星は最果ての夢を見る ■あらすじ 量子コンピュータやAI開発が進んだ未来、量子テレポーテーション通信によって、宇宙の遠く離れた惑星同士の通信も可能になっていた。 宇宙開発のプログラマーである夜河零司...
★5 量子論、AI、宇宙… 壮大なSFなのに人が身近に感じられる物語 #もつれ星は最果ての夢を見る ■あらすじ 量子コンピュータやAI開発が進んだ未来、量子テレポーテーション通信によって、宇宙の遠く離れた惑星同士の通信も可能になっていた。 宇宙開発のプログラマーである夜河零司と宇宙船制御AIのディセンバーは、宇宙開発コンペに参加するため、地球から十光年も離れた惑星に近づいていた。夜河が惑星に着陸すると、コンペ参加者のメンバーが、銃殺されているのを発見する… ■きっと読みたくなるレビュー ★5 SF要素特盛ミステリーですね、量子論、AI、宇宙開発をふんだんに盛り込んだ作品です。 ミステリーが2割、SF(しかも結構ハード)が8割って感じですね。SF好きな人、理系な人、AIエンジニアあたりは絶対に読み逃せませんよ! まず推したいポイントは量子論ですね、例の「シュレーディンガーの猫」ってやつですよ。これを応用した量子テレポーテーション通信ができている前提の物語になっていて、夢の宇宙開発が実現できている。 小難しい理屈もリアリティを増してくれて、わくわくが止まんないですよね。まぁ正直ぜんぶを理解できてはいないですが、市川先生がこの作品を書き切ってやるぞっていう意気込みを感じましたね。 またAIについても興味深いんですよ。最近のSF、ミステリー、その他どんなエンタメ作品でも、AIと会話するってのは良くありますよね。本作でも主人公の夜河をはじめ人間たちは「宇宙船制御AI」なるものと会話をしながら物語も進行していくのですが既存作品とは、念の入れようが違います。 なんつっても、このAIとの会話がすげーおもろいのよ。仲悪いわけでも仲良いわけでもなく、お互いのことがよくわかっている関係性なんです。例えば漫才師の相方とか、社長と秘書とか、長年連れ添った夫婦とか、そんな感じで間柄に深みがあるんですよね~ さらにAIといっても全てが同じではないってのも凝ってる。理屈や説明がしっかりしてるから読み応えがあるし、最近はAIを使うのなんて当たり前の時代になってきたから、ふむふむと興味津々で読んじゃうんですよね。 そしてストーリーの魅力も十二分にあります。銃殺された死体を発見、その後新しいキャラクターが登場しつつ、事件が複雑化していきます。そして中盤あたりから危機感がさらに10倍くらいになるってのもエグイ。 もちろんミステリーとしても唸りましたね~、犯人、動機…というか価値観なのか。他にも大技やSF的なアプローチの驚きもしっかりある。そしてロジックの精度を高さが凄いし、そもそもやろうとしているころが好き。 もともと市川先生は理系ミステリー寄りだよねって思ってましたが、まさしく真骨頂ですね。本格ミステリー作家がSF領域で本領発揮するとこうなるという良い例ですね、力作でした。 ■ぜっさん推しポイント 大抵はこういった幻想的なSF作品は、未来や別世界の話と感じることが多い。しかし本作はやたら身近に感じるんです… やはり量子コンピュータやAIってのが、私たちの手の届く範囲に近づきつつあるんでしょうね。 特に近年、AIの発展はめざましく、将来的に人間の仕事が減ってしまうとも言われてますよね~。本作を読んでるとそんな恐怖に苛まれるんですが、同時に共存していく楽しさ、希望みたいなのも感じられました。
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スケールが壮大な分、上下巻くらいのボリュームで読みたかったかも。 ただそれは量子もつれとかの話題が「三体」と被るから、つい三体レベルのスケール感を意識してしまっていたからな気もする。 でも三体は割とダラダラしてるイメージ(登場人物の過去を掘り下げる割には大して回収されないし、メイ...
スケールが壮大な分、上下巻くらいのボリュームで読みたかったかも。 ただそれは量子もつれとかの話題が「三体」と被るから、つい三体レベルのスケール感を意識してしまっていたからな気もする。 でも三体は割とダラダラしてるイメージ(登場人物の過去を掘り下げる割には大して回収されないし、メインストーリーにそこまで関係ない)があったので、本作くらいサクサク進むテンポ感が心地よい。 宇宙とか量子もつれとか、内容はゴリゴリのSFだけど、本筋はあくまでミステリー小説として殺人事件の謎に焦点があたり話が進むので、とても読みやすかった。 私は市川憂人先生が作るキャラクターが好きだけど、今作もディセンバーと零司のコンビが、マリアと蓮っぽさもあって楽しかった。 スケールが大きいし、キャラクターも立っているのでシリーズ物になりそうでもある。
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