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私を喰べたい、ひとでなし(11) 電撃C NEXT
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私を喰べたい、ひとでなし(11) 電撃C NEXT

苗川采(著者)

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私を喰べたい、ひとでなし(11) 電撃C NEXT

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2025/10/27
JAN 9784049167436

私を喰べたい、ひとでなし(11)

¥715

商品レビュー

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2025/11/09

以前の対話は比名子に汐莉の意を汲む気が全く無かった為に対話として成立しなかった。しかし、今回は比名子が自身の過ちに気付いた上での対話である為か、以前と格段に異なるものとなったね それは相手と言葉を交わし合う対話というより、様々な言葉で伝えられてきた汐莉の言動に比名子が改めて向き合...

以前の対話は比名子に汐莉の意を汲む気が全く無かった為に対話として成立しなかった。しかし、今回は比名子が自身の過ちに気付いた上での対話である為か、以前と格段に異なるものとなったね それは相手と言葉を交わし合う対話というより、様々な言葉で伝えられてきた汐莉の言動に比名子が改めて向き合う対話と言えるものだったのかな というか、悔いる言葉ばかりを吐き出さずに居られない比名子に対して汐莉の「…よかった」には万感の想いが籠められれていて読んでいるこちらとしても良かったね…!となってしまう ただ、それでも比名子は生きる気力を持てずに居るのかぁ… 対話とは互いに意思を交わし合うものであって、相手の都合良いように己の意思を変える行為ではない。その意味では改めての対話を経ても比名子がその点を変えられないのはどうしようもない けれど、比名子が姿勢を変えたのであれば、汐莉は要求の基準を少しだけ変えられるか…。その基準とて汐莉の望みと完全に一致するわけではないけれど、それでもひとでなしの彼女が求める最上級の温もりであるようには思えたよ…… 今は儚い展望のような形でしかない比名子の大切なひとに成りたいという望み。交流を重ねた先で比名子が家族写真の隣に汐莉との写真を飾る日は来るのかな? 不穏な幕間を挟んで始まる文化祭、3人が和気藹々と楽しんでいる様子を見られるだけでも良い光景だけれど、以前よりも比名子の表情が柔らかくなっているようにも感じられて微笑ましくなってしまうね おまけに椿まで紛れ込むなんて尚更に賑やかな絵面となっている ただし、あのように不穏な幕間が有ったのだから続く話も当然のように不穏で 安全圏と思われていた比名子のおばにとんでもない仕込みをしていたものだね!もう1人のおばに言及された瞬間とか、本当の姿が現れた瞬間には冗談抜きで寒気がしてしまったよ! 汐莉は比名子を幸せにしたいと願っている。対してそのような感情を向けられなかった少女は汐莉の傍に居着く事で何を得ようとしているのだろう… てか、もしかしなくてもあざみってラスボス級の存在だったりする…?

Posted by ブクログ

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