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修羅場の王 企業の死と再生を司る「倒産弁護士」142日の記録
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修羅場の王 企業の死と再生を司る「倒産弁護士」142日の記録

大西康之(著者)

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修羅場の王 企業の死と再生を司る「倒産弁護士」142日の記録

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ダイヤモンド社
発売年月日 2025/10/09
JAN 9784478115763

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修羅場の王

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商品レビュー

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2026/04/30
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※このレビューにはネタバレを含みます

 「マイカル」をはじめとする大型企業再生に関わり、JALの企業再生支援委員会委員長を務めることになった瀬戸英雄を中心にJALが会社更生に至るまでを中心に語る評伝である。  JALの再生では稲森和夫が取り沙汰されがちであるが、当人曰く、そして本書を読めばわかるように、その筋道を描くのを主導したのが瀬戸である。  事業再生には、私的整理や法的整理があり、法的整理にも会社法に基づく特別清算や民事再生法、破産法がある。ここでは会社更生法に焦点が当てられる。  倒産に至るのを阻止したがるJAL、リスクテイクを避ける銀行たち(メインバンクのDBJ、そして3メガ)、何とかしたいものの閣僚内で足並みが一切揃わない民主党政権、そのような中で再生に向けて勇む人々の動向が描かれ、企業再生の複雑な人間模様が描かれる。 ================================== PP.239-40 (こいつらまだ、自分の会社を特別な会社だと思ってやがる)  JALは公共交通機関として社会に貢献しているのだから、最後は国が何とかしてくれる。そんな甘い考えが言葉の端々に滲んでいる。事業再生において、どういう手続きを取るかの選択権は支援される側ではなく、手を差し伸べる側にある。そんな基本的なことが分かっていない。  批判の嵐が途切れた間隙をついて、瀬戸は立ち上がった。  「皆さんのご意見を聞かせていただいたが、懸念されている事態はプランAでもプランBでも起こりうることです。リスクは最小化するが、リスクがあるからと尻込みしていたのでは何も変えられません。  皆さんの中に、何とかしてこの会社の解体を避けたいという思いがあるなら、もっと目線を下げて必死に考えるべきではありませんか。残念ながら危機感があまりに薄い。政府の用心の中にはJAL支援に冷淡な人もいれば、国際線は1社にすべきだと考えている人もいるのです。  そうした状況の中で考え抜き、このような形なら公的資金を使ったJAL支援に大義が認められる、と辿り着いたのがプランBです。われわれはこれまでJALで何十年も続いたような小手先の支援をするつもりはありません。やるなら徹底してならないと、JALはけっして蘇らない。」 P.257 (修羅場を経験したことのない者ほど、無用のリスクに怯えるんだよな) 瀬戸は読み終わった書面をポンッと机の上に放り出した。

Posted by ブクログ

2026/04/28

JALの部長の給与が役員同等に との記事を見た。 その様な会社に生まれ変わらせた人達ですからね。 社員の幸せの上に、会社の経営が成り立つ! 会社を更生させた人達は素晴らしい。

Posted by ブクログ

2026/04/12

現在、放送中の「新プロジェクトX」は高度経済成長期を舞台にした前シリーズに対して、バブル崩壊以降のいわゆる「失われた30年」にも光を当てるべき挑戦があった、というテーマで始まったと思います。確かに製造業のプロジェクトが多かった「プロジェクトX」と比べ、新シリーズはサービス業、地域...

現在、放送中の「新プロジェクトX」は高度経済成長期を舞台にした前シリーズに対して、バブル崩壊以降のいわゆる「失われた30年」にも光を当てるべき挑戦があった、というテーマで始まったと思います。確かに製造業のプロジェクトが多かった「プロジェクトX」と比べ、新シリーズはサービス業、地域振興、また災害復旧などが取り上げられることが多い印象です。そこには日本の人口構成や産業構造の変化が反映されているのでしょう。そして、この本を読んで、ここで語られるプロジェクトこそが「新プロジェクトX」のど真ん中の主題になる、と思いました。と、同時にそれは難しいことなのだろうな、とも思います。なぜなら政治が大きく絡んでいるからです。「修羅場の王」と言われる破産管財人、弁護士 瀬戸英雄を中心とした経済界・政治家・官僚・法曹界を巡る様々な強烈なキャラクターによる群像劇、まるでシナリオに記載される配役表のように冒頭に掲げられる「主な登場人物」の誰もがいなかったら成立しなかったかもしれないJALの再生劇ですが、たまたまの民主党への政権交代期で無かったら、どうなっていたのだろう、と感じました。光あるところには影がある、稲盛和夫という光の手前のこの影の群像を描き出したこのドキュメントはこれからにとっても貴重な資料となるでしょう。社会にとって法律がいかに大切なものであるか、いや法律がいかに社会を良くするための道具なのか、考えさせられました。なんたって会社更生法は「会社」を「更生」させるための法律で会社を終わらせるためのものではない、って今更ながらに教えてくれました。あの時代を理解するために、そしてこれからを考えるために必要な本でした。

Posted by ブクログ

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