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命の横どり
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命の横どり

久坂部羊(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2025/10/06
JAN 9784087700206

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商品レビュー

4.1

30件のお客様レビュー

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2026/02/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

心臓移植と脳死の問題。他の臓器は心停止後移植きてても、心臓は脳死が前提。「死に切る権利」と脳死という難しい問題と、日本の臓器移植の現状を読みやすい小説の形で書いてある。

Posted by ブクログ

2026/02/06

脳死に関して色んな立場の人の心情を掘り下げた作品として素晴らしい。 ドナー患者が少ない日本においてこのような内容でドラマ化して社会に問題提起してほしいなと考えた。 どの選択をしてもよいが、考え方や感じ方が分からなければ選択できるものも選択できない。 分かりやすいことばかりではなく...

脳死に関して色んな立場の人の心情を掘り下げた作品として素晴らしい。 ドナー患者が少ない日本においてこのような内容でドラマ化して社会に問題提起してほしいなと考えた。 どの選択をしてもよいが、考え方や感じ方が分からなければ選択できるものも選択できない。 分かりやすいことばかりではなく、深く考える重いテーマを扱うのが本だけではなくエンタメの世界にも入ってきてほしい。

Posted by ブクログ

2026/02/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

脳死判定された患者からの心臓移植を題材にした医療小説。 臓器移植コーディネーターの女性を主人公にして、心臓を提供する側とされる側の重くて複雑な心境、臓器移植推進と反対派の奥深い葛藤をあぶり出す。 心臓病の専門病院で、適切な臓器の斡旋を行う臓器移植コーディネーターとして働く立花真知。 彼女が担当する患者は、拡張型心筋症を患い心臓移植を待つ池端麗。 麗は、五輪金メダリスト候補のフィギュアスケーターだったが、血液型が、日本人には500人に一人と言われるRHマイナスであり、ドナーの少ない日本で、移植を受けるのは至難の技で、絶望の淵にたたされていた。 ところが、くも膜下出血で倒れ脳死判定を受けた岡田広志という男性が、ドナーカードを持っており、しかも、奇跡的に麗の血液型と一致、その連絡を受けた真知ら病院側は、臓器提供に向けて動き出す。 広志の妻・千恵や子どもたちは夫の意志を尊重、夫の臓器全てをドナーとして提供することで了解するが、広志の母・登志子は納得しなかった。 真知が勤務する病院の副院長・一ノ瀬徹也は、移植医療のベテランで、熱心に患者に向き合うが、強引な性格で、日本の臓器移植が進まないことに苛立ちを覚えていた。 広志のことを知った一ノ瀬は、麗への心臓移植を急ぎ、真知に対し、登志子に会いに行くことを要請する。 臓器提供の強要をできないことをわきまえている真知は、受け身の立場に徹しながら、登志子の辛い気持ちを聞き取り、移植を待つ患者がいることも伝えるが、説得には至らなかった。 説得は失敗だったと思っていた翌日、JOT(日本臓器移植ネットワーク)のコーディネーターから登志子の承諾が取れたとの意外な連絡が入る。 これで、麗の心臓移植手術が実行され、手術は成功するが、ここから、深刻な問題が生じてくる。 登志子は、テレビ番組「イブニング・ハイ」を見て、コメンテーターを務める弁護士・木元耕助の発言に刺激を受ける。 彼は、脳死を認めようとせず、臓器の取り出しが人権侵害だと強く主張、登志子は、自分の味方が現れたと感激する。 登志子からの手紙を受け取った木元はテレビ番組で一ノ瀬と討論。移植推進派の国会議員も出席した場では、登志子も出演し、次第に大きな社会問題に発展していく。また、臓器移植に関し圧力をかけ、誘導したとして真知を非難する。 一方、心臓移植を受けた麗は、選手としての復帰に胸躍らせたが、神経がつながれない「除神経心」のせいで、負荷の大きい運動で息切れしやすいことに気づき、絶望を感じて自暴自棄になる。 物語には、5歳で心臓移植を待ちながら、血栓で脳梗塞になり脳死判定を受けた少女の臓器提供を申し出た両親の話も盛り込まれている。 臓器移植を待つ患者、脳死判定を受け、臓器提供に踏み切る患者の家族、その両方の立場に立つことになった家族、救える命があることで移植に直進する医者、レシピエントとドナーの気持ちに寄り添い、懸命な説得に従事する移植コーディネーター。 心臓移植という重いテーマに直面する様々な人々の姿が臨場感豊かに描かれ、しかも、読んでいて、それぞれの真剣な気持ちが全て理解できる内容になっている。 非常に重たく、濃い味付けで描かれるが、ラストは、良い方向に収束し、心臓移植が「命の横取り」ではなく、「命の贈り物」だったという形で締めくくられる。 しかし、決して薄っぺらいヒューマン医療小説ではなく、医者である著者ならではの専門的見解や知識が散りばめられ、考えさせられることも多かった。 その点をピックアップしておく。 ①心臓移植はハードルが高く、ドナーの心臓が動いているうちに取り出さなくてはならない ②日本での心臓移植はドナーが少ないが、技術や設備は整っている。 ③脳死状態でも、脊髄反射で身体が動くラザロ徴候というものがあり、患者家族の臓器提供への気持ちを揺るがせる。 ④日本の臓器移植が国際的に遅れを取っている最大の要因は、国際順位63位という圧倒的なドナー不足にある。 ⑤臓器提供は通常の医療と異なるため、病院のスケジュールに組み込めず、摘出手術は休日や平日の深夜から早朝にかけて行われるのが通例。それが、患者家族、医療スタッフに大きな負担となる。 ⑥心臓と神経がつながらない「除神経心」の状態では、交感神経と副交感神経による精神的な変化や運動時の負荷に応じた脈拍や血圧のコントロールができなくなる。とはいえ、神経は、細かく枝分かれしており、時間との闘いとなる心臓移植では縫合する時間的余裕がない。

Posted by ブクログ