- 中古
- 書籍
- 文庫
- 1225-16-06
巨匠とマルガリータ 新潮文庫 Star Classics名作新訳コレクション
定価 ¥1,320
1,045円 定価より275円(20%)おトク
獲得ポイント9P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2025/09/29 |
| JAN | 9784102200070 |
- 書籍
- 文庫
巨匠とマルガリータ
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
巨匠とマルガリータ
¥1,045
在庫なし
商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
1930年代のある春のモスクワの公園で、詩人のベズドームヌイと編集長のベルリオーズは黒魔術の教授を名乗る悪魔ウォーランドに声をかけられる。ベルリオーズはウオーランドに死を予告されるとその通りになり、殺人を訴えるベズドームヌイは精神病院に送られる。話は変わって古代エルサレムでのイ...
1930年代のある春のモスクワの公園で、詩人のベズドームヌイと編集長のベルリオーズは黒魔術の教授を名乗る悪魔ウォーランドに声をかけられる。ベルリオーズはウオーランドに死を予告されるとその通りになり、殺人を訴えるベズドームヌイは精神病院に送られる。話は変わって古代エルサレムでのイエスの裁判と処刑の一日が描かれる。イエス処刑後に恐れ慄くピラト総督と密告者ユダ。更に話は戻って悪魔は二足歩行する巨大な黒猫ベゲモトらを手下に従え演芸場に現れて魔術を行なう。悪魔ウオーランドがばら撒く金や洋服や宝石に目が眩んで狂喜乱舞する観客たち。混乱する街の人たち。一方ベルリオーズは精神病院で巨匠と名乗る作家に会う。巨匠はピラト総督の本を書いている。そして愛する妻マルガリータは彼が病院にいることを知らない。 悪魔はマルガリータを魔女にして悪魔の舞踏会に招く。巨匠とマルガリータはどうなるのか! 無茶苦茶な話である。善悪、幸不幸、夢と現実、その違いとは何だろう。「すべての理論についていえることですが、ひとつの理論は他の理論にとって価値があるのです」と悪魔ウオーランドは言う。世の中は何でもありなのだ。何も否定されない。 「人間の欠点の中で最も重要なもののひとつは臆病だ」「原稿は燃えないのです」スターリンの弾圧に怯える俗人たちにブルガーコフは臆病を克服せよ!という。原稿は燃えない、闘え!と叫ぶ。 作者ブルガーコフは自作が弾圧を受ける中、政府に手紙を書いた。自分の作品がこの国にとって不必要ならば海外移住を許可してくれ!ダメならモスクワ芸術座の仕事を斡旋してくれ!そしてスターリンから直接電話をもらって芸術座の仕事に就くというたまげた人なのだ。 混乱する社会を描き、社会に振り回され、びくつく人たちを笑い飛ばし、秘密警察を手玉にとって遊ぶ。何が本当で何が嘘なのか。登場人物も誰が実在で誰が夢幻なのかわからなくなる。 「いつかのたった一度の月夜のために二万もの月夜を苦しむのですね」悪魔と一緒にイエスと話し、イエスの処刑を指示し後悔に打ちひしがれるピラトを約2000年経って解放する。巨匠はピラト総督に「お前は自由だ!あの人がお前を待っている」と伝える。すべては最後に許されるものだ。そして最後に巨匠は悪魔の力を借りてマルガリータへの愛を貫く。だから、臆病になるな。すべてのことに価値があるのだと。これ、壮大なファンタジーでしょう。
Posted by 
猫の絵のカバーが愛らしく、手に取る。 物語は1930年代のモスクワと、「ナザレの人」がポンディオ・ピラト総督によって処刑される、約2000年前を描きながら進む。それがラストには交錯し、綺麗に混ざり合って終わる。 壮大なファンタジーの中に、ユーモアから神学論までが散りばめられてい...
猫の絵のカバーが愛らしく、手に取る。 物語は1930年代のモスクワと、「ナザレの人」がポンディオ・ピラト総督によって処刑される、約2000年前を描きながら進む。それがラストには交錯し、綺麗に混ざり合って終わる。 壮大なファンタジーの中に、ユーモアから神学論までが散りばめられている。 悪魔が現れ、その手下の、表紙のような可愛らしい猫ではなく、太った嘘つき猫が活躍し……タイトルの巨匠が現れるのは読み出してからかなり先で、マルガリータが現れるのは第二部まで待たなければならない。 それでも人がどんどん消えていく場面などは、スターリン時代の旧ソ連を暗示するようで、ただのファンタジーとは読めない。笑える場面の下に、どこか拭えない暗さ、陰のようなものがある。 読後に面白かった、だけでは終わらない時代の、歴史の靄が残る。 そもそもこの作品は著者が1940年に死ぬまで書かれ、生前は発表されず、死後26年後にやっとソ連では発表された、検閲ありで、という。いまだに未完でもあり、また新しい完全版が今後発表かもしれないとの、訳者の言葉が。 話は大きく個人的な問題に変わるが、新品のこの本を手にして、ちゃんと買う前に確認したつもりだった。 しかし家に帰って開いてみると、本の中のページの一枚が折れ、しわくちゃになっている。ペリペリとそっと開いてみると、そのページの紙だけがいびつに大きく、本からひょっこりと、不恰好にはみ出している……。 うーん、これは経験したことある人も割と多いのかもしれないが、本や雑誌で稀に存在する事象。テンションが下がり、読むのも後回しにしていた。 ふとネットで調べてみると、いるわいるわ、同じ体験をした人。そして……ん? もしかして「福耳」と呼ぶのだろうか? こういう本から紙が飛び出たりするミス……それなら、なかなか味のある名前を付ける人もいるもんだ、と妙に納得。 圧制下の中でこの作品を書いた著者への敬意と、大きすぎてしわくちゃで、それでも何とか読める「福耳」ページ。 しかしこんな不恰好な福耳って(笑) 本当に忘れられない一冊になった。
Posted by 
翻訳はうまい なかなか難儀な作品だ。 前半は文学協会の編集長が、謎の外国人(=悪魔)の予言どほりに路面電車に引かれて死んでしまふ。そんなドタバタで始まる。 そこが魅力的に映るかどうかは人しだいだ。私はかういったサスペンス調が平坦に感じられて、近代文学としてはかなり退屈な方...
翻訳はうまい なかなか難儀な作品だ。 前半は文学協会の編集長が、謎の外国人(=悪魔)の予言どほりに路面電車に引かれて死んでしまふ。そんなドタバタで始まる。 そこが魅力的に映るかどうかは人しだいだ。私はかういったサスペンス調が平坦に感じられて、近代文学としてはかなり退屈な方だった。 要するに、この小説は通俗仕立てで、悪魔はモスクワにあらはれるし、魔法は使ふし、巨匠とマルガリータの大恋愛も街角でばったり出会った一目ぼれといふ、ラヴロマンスもびっくりの粗雑さだから、そこが問題だ。 宗教小説の側面もある。あひまあひまに、ナザレのイエスの挿話がさしはさまれるが、ただの小道具で、結局は第1部はパニック小説としての側面しかない。奇想といひつつ、予想できてしまふ。
Posted by 
