ほんとうの豊かさに出合うための9週間 部屋と心が自然に整う“一生もの"の暮らし

深尾双葉(著者)

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2025/09/20
• JAN: 9784046074560

商品レビュー

2025/11/20

何を手放すかではなく何を残すかという視点 部屋と心は連動しているという考え方 一番物が多い場所から着手することを勧めています 物が多い場所の整理後の成果を最も強く体感できます 手放す・残す・保留という三つのボックスを作る方法 視覚的に全体像を把握することで判断しやすくなります 多くの道具が本当に好きという基準ではなく選ばれていた 組み合わせに悩まなくていい服を残すという基準 好きな色は黒と白に絞り灰色とクリーム色を加える 鮮やかな色や柄物は組み合わせに気を使うので手放す 色が増えると新たな一着を探す必要が生じ物が増える モノトーンなら全ての組み合わせで問題なく調和します ワントーンで一色の奥行きを楽しむことができます 一シーズンの服は上下合わせて4～5着程度に減らす 繰り返し着られる丈夫な化繊を選ぶという現実的アプローチ 倒れてけがをしそうな大きなオープンシェルフは消えた 能登半島地震を経験したことで寝室の安全が重視された 本当はわが家にいらなかった家具が次々と消えていった 洗剤は使わず水と布だけで拭き掃除するというシンプルさ 部屋の空気まで拭き清められたような清々しさを感じる 毎日拭くことで汚れやホコリがたまりにくくなります 汚れてからまとめて丁寧に掃除するより負担は少ない 拭く順番や場所は決めず気になったところを拭くだけ 一週間で使いきれる量を目安に購入する食材を減らす 野菜は一週間で消費するというサイクルを作っています 基本食材は決まっており調味料の種類も限定されている 冷蔵庫に空きがたっぷりあることで急な対応ができます 食材がないならないで受け入れる多くを求めない感覚 野菜は皮つきで調理しピーマンの中のワタも活用する 禅の考え方を導入し東洋思想に深い関心を持っています 黒といってもたくさんの種類があることに気づかせてくれる 古道具から学べることは多く物の背景にある歴史を理解する 物に定位置を決めることの重要性を説く反位と定位の概念 余白こそが物を美しく見せるという発見が語られます 視覚から入る情報が少なくなることで集中力が高まります 飾り棚には眺めていたい雑貨だけを残すことで魅力が輝く 豊かさの再定義として多くの物の所有ではなく質を重視する 自分にとって本当に大切な物に囲まれ心身ともにすっきり 9週間を通じて物だけでなく心も整っていく経験ができる 低収入でも心と体を満たす本当に豊かな暮らしを送ることができる

2025/10/11

著者のYouTubeを観ており、読む前の期待値が高かった。
よいことは書いてあるはずなのだが、なぜか内容が記憶と心に残らなかった。
家の中を神聖な場所にする、という観点は良いなと思った。
モノを減らす方法論ではなく、著者のまるで仙人のような価値観や生き方を表した本のように感じた。