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世界認識の再構築 一七世紀オランダからの全体知
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2025/09/09 |
| JAN | 9784000256803 |
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世界認識の再構築
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世界認識の再構築
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現在の国際関係は、歴史の上に成り立っている。その起点を17世紀のオランダに置いて、西欧諸国のみならず、ロシアやトルコ、更にはモンゴルにまで広げて関係史を論じている。オランダを中心に据えることで、近世日本の外交も論じることができる。寺島の視点の取り方に感心させられた。昔学んだ世界史...
現在の国際関係は、歴史の上に成り立っている。その起点を17世紀のオランダに置いて、西欧諸国のみならず、ロシアやトルコ、更にはモンゴルにまで広げて関係史を論じている。オランダを中心に据えることで、近世日本の外交も論じることができる。寺島の視点の取り方に感心させられた。昔学んだ世界史を思い出し、認識を深化させることができたように思う。多様な文献が随所に示されているのは、ありがたい。今後、世界は混沌としそうに見えるが、自分自身の世界認識を再構築するのは容易ではなさそうだ。
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東京MXで月一回日曜日に放送される30分番組、 「寺島実郎の世界を知る力」を毎回見ている。 https://s.mxtv.jp/variety/sekaiwoshiruchikara/ 多摩大学学長で評論家の寺島実郎が、世界の政治・経済を鋭く斬る。 サンスター提供の番組で、現政...
東京MXで月一回日曜日に放送される30分番組、 「寺島実郎の世界を知る力」を毎回見ている。 https://s.mxtv.jp/variety/sekaiwoshiruchikara/ 多摩大学学長で評論家の寺島実郎が、世界の政治・経済を鋭く斬る。 サンスター提供の番組で、現政府に対する忖度は一切ない。 忌憚のない論評が繰り広げられる。 以前はもう一週、著名人たちとのインタビューもあったのだが、 それはなくなってしまった、、 もとは三井物産で海外を渡り歩き、そこで得た知見をもとに今がある、 素敵な経歴の持ち主。 そんな彼が、様々な本に寄せたコラムを集めたのがこの本。 正直言って難解。 頭に入りきらない。 世界が広すぎる。 その中で印象に残ったのは、、、 写楽、北斎が世界で認められ日本に逆輸入されたこと もとは日本の陶器を守る包み紙が北斎の絵だったものを ヨーロッパの画家が発見して「すごい!」となったとか 宗教改革は印刷機が大きな役割を持つとか、、 あ、チ。でも取り上げられてた! 地動説に関する本が印刷によって広まった、 というくだりがあった。それな! ドイツ人はオランダ人に扮して出島にのりこんだとか、、 知見が集まってる。 私が消化しきれない。 はじめに――「近代とは何か」という問いかけ Ⅰ 近代の基点としての一七世紀オランダ――その世界へのインパクト 1 ピョートル大帝のオランダでの船大工体験 2 日蘭関係の原点、リーフデ号の漂着とは何か 3 アメリカに埋め込まれたオランダのDNA 4 なぜオランダは近代の揺籃器となったのか 5 ドン・キホーテの時代だったスペイン 6 ポルトガルが先行した大航海時代と天正遣欧使節 7 日本の大航海時代1――御朱印船貿易から鎖国へ 8 日本の大航海時2――鎖国とは中国からの自立でもあった 9 台湾をオランダが支配していた時代 10 宗教改革が突き動かしたもの 11 「東インド会社」という装置 12 フェルメールが生きた時代 13 レンブラントとユダヤ 14 近代への嚆矢としてのデカルトとスピノザ Ⅱ 江戸期日本と世界――西欧との出会いと中国からの自立過程 1 モンタヌスとケンペルの『日本誌』 2 石見銀山と銀の地政学 3 キリスト教の伝来と禁制 4 それからのキリシタン 5 オランダ商館長の江戸参府のインパクト 6 「オランダ風説書」と江戸期日本の世界認識 7 朝鮮通信使にみる江戸期の日・朝鮮関係 8 「国交なき交易」としての江戸期の日中関係 9 多摩の地域史が世界史に繫がる瞬間 10 東洲斎写楽はオランダ人か?――浮世絵再考 11 新井白石と荻生徂徠――時代と正対した二人の儒学者 12 本居宣長とやまとごころ 13 「蘭学」の再考察と杉田玄白なる存在 14 江戸期の琉球国と東アジア、そして沖縄の今 15 蘭学の発展とシーボルト事件の背景 16 世界を見た漂流民の衝撃――『韃靼漂流記』から『環海異聞』 17 アメリカとの出会いとその意味 Ⅲ 欧州のパラダイム・シフト――近代を考える視界の拡大 1 英蘭関係の複雑な位相1――ピューリタン革命まで 2 英蘭関係の複雑な位相2――王政復古から名誉革命 英国史に埋め込まれた経験知 3 欧州における一七世紀フランス――ルイ一四世・絶対王政がもたらしたもの 4 ドイツ史の深層とオランダとの交錯 5 プロイセン主導の統合ドイツに幻惑された明治期日本 6 一七世紀世界の相関を映し出す「青い眼のサムライ」――三浦按針という存在 7 科学革命における「コスモスの崩壊」とは何か 8 科学革命の影としての魔女狩り 9 人間機械論の変遷――デカルトからAIまで Ⅳ 中東・アジアへの視界――イスラムの世界化と帝国の興隆 1 イスラムの世界化とアジア、そして日本 2 オスマン帝国という視角からの世界史 3 オスマン帝国の後門の狼、サファヴィー朝ペルシャ 4 鄭和の大航海と東アジアの近世 5 インド史の深層 6 東南アジアの基層と西欧の進出――バタビア経由のオランダを見つめた江戸期日本 7 モンゴルという衝撃――十字軍と蒙古襲来 8 ロシア史における「タタールの軛」とプーチンに至る影 9 大中華圏とモンゴル、その世界史へのインパクト おわりに――「近代の超克」への新たな視界
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近年の国際情勢は、ウクライナ戦争の長期化・台湾海峡をめぐる緊張の高まり・第2次トランプ政権の発足などを背景に、先行きの見通しが極めて立てにくい状況にある。これらは資源・貿易・安全保障を通じて日本社会にも影響を及ぼしているため、腰を据えてじっくり考えなければならない問題だろうと思...
近年の国際情勢は、ウクライナ戦争の長期化・台湾海峡をめぐる緊張の高まり・第2次トランプ政権の発足などを背景に、先行きの見通しが極めて立てにくい状況にある。これらは資源・貿易・安全保障を通じて日本社会にも影響を及ぼしているため、腰を据えてじっくり考えなければならない問題だろうと思う。そんなことを思っていた私にとって本書はすこぶる刺激的で、重要な視座を与えてくれた。なぜ17世紀のオランダを理解する必要があるかについては、近代哲学の父であるデカルトが彼の思想形成の重要な時期を過ごした地であり、現在のグローバリゼーションの原点ともいえるオランダ東インド会社が設立された地であり、レンブラントやフェルメールといった稀代の画家を輩出した地であることなどを挙げれば十分だろう。本書で印象的なエピソードは、ロシア・ロマノフ王朝の基盤を作り上げたピョートル大帝が若き日にアムステルダムを訪れ、船大工としてオランダ東インド会社で働いていたという事実である。そこでの経験が基となって、帰国後彼はアムステルダムを模倣する形でサンクトペテルブルクの建設に取り掛かった。また、東インド会社での経験が彼の「東方進出」への意欲を高めたという意味においても、17世紀オランダの影響がいかに大きかったか想像に難くない。 先行きの不透明な時代を生きるうえで重要なことはできるだけ視野を広げることではないかと思う。戦後から現在にかけての日本はモノの見方や考え方がアメリカナイズされ過ぎているように見えるが、一国の思想に傾倒し過ぎず広い視座を持つことで、今まで見えてこなかった景色が見えるようになるのではないだろうか。
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