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映画「遠い山なみの光」シナリオブック
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2025/09/01 |
| JAN | 9784152104649 |
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映画「遠い山なみの光」シナリオブック
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石川慶監督による『遠い山なみの光』のシナリオ。 カズオ・イシグロによる『遠い山なみの光』の小説を読んだ時に2つのストーリーライン、ある2人の人物に対してもしかしてこの話はこういう話なのでは? という解釈をした。 映画版もその解釈で物語が描かれていく。 これは良し悪しあると思うが、...
石川慶監督による『遠い山なみの光』のシナリオ。 カズオ・イシグロによる『遠い山なみの光』の小説を読んだ時に2つのストーリーライン、ある2人の人物に対してもしかしてこの話はこういう話なのでは? という解釈をした。 映画版もその解釈で物語が描かれていく。 これは良し悪しあると思うが、個人的にはカズオ・イシグロの小説の持っていた不確かさというか余白は残したままのほうが面白くなったのでは? と感じた。 カズオ・イシグロの原作小説自体かなりシンプルなプロットではあるのだが、やはりそのまま映画にするのはどうしても冗長になるようで小説にはあったものがカットされていたり、僅かなシーンを膨らませて尺を取るようになっていたりしている。 自分は小説→シナリオ→映画という順番で見たのだが、シナリオを読んだ時には大分期待していた。 だが映画はちょっと物足りなさが残ったかも。やはり小説の複雑さが、映画では尺の都合でよりシンプルにすることで、小説が持っていた強度を保てなかった気が個人的にはした。
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